それでも周りの部屋からは、生まれたばかりの赤ちゃんの泣き声が仕切りに聞こえてきます。
不妊治療中は、赤ちゃんを見るのも、泣き声を聞くのも辛い時期がありました。
でも、今回は不思議と赤ちゃんの声がこの子を励ましてくれているように思えます。
入院当日は「ボクもがんばって生まれてきたよ!キミもがんばって!」
って言ってくれているような気がしていました。
今は、一緒に悲しんで泣いてくれているような気がします。
「残念だったね、キミに逢いたかったよ」って、言ってくれているような気がします。
この世に出て生きていくことはできないけど、この子にもお友達が出来た気がしています。
きっとお腹の中で
「ちょっと狭いけど大丈夫だよ!元気にがんばってるよ!」
って言ってるのかな。
この世に生まれてくることを楽しみにしてるのかな。
それとも、もう自分の運命を感じているのかな。
こんな状況になっても、毎日変わらず元気にしてくれている赤ちゃんの心音を聞いていると、「もっと生きたいよー」って言っているようで、心が張り裂けそうです。
ごめんね。
ごめんね。
本当にごめんね。
あなたのこと守りきれなくて、ごめんね。