デフリンピックって?
何の事?
スポーツ欄の一角に、デフリンピックでメダルを獲得した選手を称える記事が、目に止まりました
男子四百メートルリレーで、金メダルを獲得したという記事が、掲載されていました
先月三十日まで、聴覚障害者の国際スポーツ大会が、トルコのサムスンで行われていました
称して、「第二十三回デフリンピック夏季大会」と、言うそうです

次期東京オリンピックで、同時開催のパラリンピックのことは、多少知っていましたが
パラリンピック競技に含まれない、障害者スポーツの国際大会が有ることは、知りませんでした

パラリンピックは、車椅子使用者の大会として、千九百六十年に始まり、その後義手義足使用者や
視覚障碍者ら身体障害者全般を参加対象に、行われているのだとか
デフリンピックは、最も歴史が古く、千九百二十四年のパリが最初で、聴覚障害者のみの大会です
パラリンピックとデフリンピックでは、認知度の違いからか、色々と格差が有るようです

例えば、大会渡航費や強化費などは、デフリンピックの場合、国の補助以外は寄付か自己負担
メダリストへの報奨金や、トップ選手への就職支援等は、ほとんど無いそうです
仕事と協議の両立も難しく、大半の選手は、有給休暇を取って出場されているそうです
そんな中で、今回日本からは、十一競技に選手百八人が参加、メダル二十七個を獲得!
競泳の藤原慧選手は、金・銀・銅合わせて九個のメダルを、一人で獲得する活躍でした
サムスンでの大会は、史上最多の九十七ヶ国・地域から、約三千百人が参加したそうです
聞こえないハンデは、走ったり泳いだりする時の平衡感覚や、ボールの行方を追う判断に
影響を及ぼすそうで、チーム内の連携も、アイコンタクトが必要だとか

パラリンピックに含まれない障害者スポーツは、他にも多岐に渡るそうですが、沢山の人に
知って貰うことが、何よりも不可欠だそうです
今回は、記事からの知識を得ただけですが、実際の競技への理解は、実体験して見なければ
わからないことが、多々あるのだと思います
競技への理解が深まり、認知度が高まれば、支援のありかたも違ってくると、期待できるのでは!