仕事中、大きな揺れ。

長い長い横揺れ。


地震多発地帯ってこともあり、正直慣れてた。

横揺れだし、倒壊も破損もないだろうって。

ただ、誰かの携帯で津波の映像を見て胸騒ぎがした。

家族が心配で、すぐに電話をかけた。

繋がらなかったものの、メールだけは繋がった。



両親と妻は無事。子供は保育園。

すぐに保育園に向かいにいった。

一安心・・・


停電であったため、夜に向けての準備をする。

食料の在庫、飲料水の確保、暖房器具の確保、灯りの確保。

これでまた一安心・・・


ふと、友人たちの顔が目に浮かんだ。

それも極僅か。

ラジオでとんでもないことになってることを知り、連絡を取れなかった。

正直、もうダメだろうって思って怖かった。


妻から、

「○○くんは・・・」

と言われた瞬間に、堪えていた色んな想いが噴出しそうになった。

でも、自分が出来るのは今ここに居る家族を守ることで、心配することでは無いと

言い聞かせていた。


電気が復旧し、テレビで情報が滝のように流れて、あまりの惨状に唖然とした。



初めて友人にメールをした

「ぶじか」



帰ってこない返信を待っているのがイヤで、会社に出社した。

その間、妻がネットを使って呼びかけをしてくれていた。

友人の兄弟からコンタクトがあり、帰宅後に連絡がありメールを見せてくれた。


「無事だと実家に連絡がありました」


嬉しいのか、悲しいのかよくわからない感情がぼろぼろとこぼれた。

妻に感謝。ありがとうってまだ言ってない。


その後、携帯が点滅していることに気付き、


「家族全員無事です。メールでは言い表せない。ひどい」


と返信があった。



僕は幸い、大事な友人と再び出会えることが出来る。

まだ、行方の解らない友人も沢山居る。


彼らと再び笑い会える日を楽しみにし、これから出会うであろう友人とも

大事に時間を過ごすべきだと思った。