明日は育成テストですね。
どの科目も不安要素はあげたらきりがないのですが、今回は算数を何度も練習することにしています。
今回のテスト範囲は、線分図。
栄冠、そしてプリントで結構演習しましたが、それでも子供にはピンと来ていないようです。
また、私から見ても、なかなか定着しずらい難しい単元だな、という感じるのです。
前期のテキストにあった□を使った式もちょっと絡んでいて、地味に差がつきそうな単元のようにも思えます。
我が家では、何度も子供に、
線分図を書こうね
と話しました。
だが断るでも、書かない。そんなものですよね。![]()
また、線分図も書き方に工夫が必要なように見受けられます。
なので
「線分図をかけるって本当にすごいんだよ。
線分図を書きたくない子がいっぱいいる中で、書くだけでとってもすごいことなんだ。
ここは書いてくれなかったけれど、こっちは書いてくれたね。素晴らしい
」
「ここは書いてくれたけれど、うまく答えにたどり着けなかったね。
でも、書いてくれただけでうれしいよ」
「この問題は難しいけれど頑張って書いてくれたね。
でも答えにたどり着けなかったね。
実はこの問題はね……」
「実はね、上の学年でも線分図が苦手な子は珍しくないんだ。
それを頑張って書こうとするだけで、とってもかっこいいよね」
なんて、できたところをほめています。
そもそも、ちょっと難しい単元でめんどくさい。
なんとなくできそうで、やったら答えが合いそうだし、書くなんてめんどくさい。
そんな、書くのが嫌で仕方がない中で、書いてくれるだけでよく頑張ったなって思うんです。
いやいや、たかが線を書くだけでしょ? って思うじゃないですか?
でも、私は知っています。
・我慢すればいいのに、ついおやつを食べてしまう私![]()
・ちょっと階段を昇れば運動になるのに、さぼる私![]()
・5分でいいから本を読んで勉強しましょう、といわれているのに、スマホで漫画を読む私![]()
書いてくれたら、頑張ったんだなっていう跡なんだと思います。
私も、おやつのポッキーを1本我慢出来たら、自分をほめちぎります。ええ、きっと、多分![]()
(今日もポッキーを我慢せず食べました。
いやぁ、お い し か っ た な ぁ)
自分をけなすことは簡単ですよね?![]()
でも、自分へ思いやりを持つのはすごく難しいって感じます。
難しいけれど、思いやる。
セルフ・コンパッション(自分への慈悲)という科学的な手法を使って、自分をそっといたわっています。
関連性はわからないのですが、自分に思いやる言葉をかけていくと、我が子へも思いやりの言葉をかけるようになりました。
思いやりの言葉で、子どもが喜んだか?
▶いいえ
▶ぜんぜん
▶ちっとも
▶まったく
ですが、これでいいような気がしています。
今日も、日々の社会・理科の基礎の丸つけで、字をきれいに書いてくれたので
「きれいな字だね。とっても読みやすいよ」
って、丸つけした最後に書いておきました。
子どもはふーーん、で?って顔でしたけれど、このまま続けていこうと思います。
自分の小さな頑張り(ポッキーを我慢 …今日はしてないけど!?)をほめ、子どもの小さな頑張り(線分図を書く!)をほめる。
それは、とても難しい中学受験の道のりで、お互いにエールを送り合う「思いやりの線分図」を心の中に描いていることなのかもしれませんね。
明日の育成テスト、がんばった子どもたち全員が、少しでも自分を自信がもてる結果になりますように。
そして、親である私たちも、結果に一喜一憂しすぎず、自分をそっとねぎらえますように。
私が参考にした本:クリスティーン・ネフ博士の「セルフ・コンパッション」
ブログで触れた「セルフ・コンパッション」は、テキサス大学のクリスティーン・ネフ博士が提唱する、学術的にも効果が実証された考え方です。
私が読んで自分への優しさを学んだのは、こちらの本です。
ご自身を責めがちな親御さんには、特におすすめです。
ブログ内のイラストはGeminiで作成しました。(Images created by Gemini.)


