「やっぱり人だよね」と言う経営者の呟きを、耳にしました!
ラボ・ジャパン株式会社 専務取締役の佐藤なな子です。
私は銀行員時代を除いては、その後の職歴の中で、
数多くの経営者とお逢いする機会に恵まれてきました。
その度に「企業は人なり」「人は礎」などなど、
人を巡る言葉を耳にしていたと思います。
そしてつい先日、このブログのテーマ
「やっぱり人だよね」
と言う経営者の呟きを、まさに目の前で、耳にしました!
今日も日本のどこかで、経営者はきっと呟いています。
「やっぱり人だよね」と。
今日の一日一語は 「人と人=価値観と価値観」です。
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「人と人=価値観と価値観」
社内のコミュニケーションに悩む人が多く、
いつの時代でも、離職の理由では上位に挙げられる。
人と人が対峙する時、
そこには必ず、価値観と価値観の対峙がある。
宗教戦争が無くならないのは、そこだ。
誰しも自分の価値観は譲れない。
もしくは自分の価値観を崩されたくはない。
または自分の価値観を他の価値観で侵されるのは嫌だ。
そして価値観を押し付けられるには抵抗を示す。
つまり、人と人の関係性は、
価値観と価値観の関係性なのだ。
さりとて、自分と全く同じ価値観の人間はいない。
それは誰しもが、頭ではわかっている。
研修を導入する際に、最初にやる事は
「価値観のすり合わせ」
と言っても過言ではない。
そこにかなりの時間を割く。
企業の価値観と、従業員の価値観のすり合わせ。
チーム内の価値観のすり合わせ。
A君とB君の価値観のすり合わせ。
昔のように、安易に価値観のすり合わせを、
企業内で日常的に行う事というのは少なくなった。
社内旅行も無くなり、飲みニケーションも少なくなり、
上司と部下が腹を割って話し合う事も激減した。
家族同士の付き合いも少なくなり、
プライバシーの干渉をなるべくしない関係性が、
いつの頃からか「スマート」で「大人」という認識になった。
安直に踏み込もうものなら「ハラスメント」扱いにもなるし、
ハラスメントの防止にも、頭を悩ませる時代でもある。
だから、価値観のすり合わせが、研修に喰いこんできたのだ。
企業内コミュニケーションには、
価値観のすり合わせを、外す事ができない。
それをしないと、チームとして組織としての最大効率を発揮できないのだ。
ドロ臭い、飲みニケーションを推薦している訳ではない。
家族同士の付き合いを奨励している訳でもない。
仕組みとしての価値観のすり合わせの方法や、
組織だった価値観のすり合わせの方法は、
いくらでもある。
それには、
まずは、自分自身の価値観は、どのようなものなのか。
これを見つめ直す事からであるが。
ラボ・ジャパン株式会社
代表取締役 藤田和久
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週末に入院していた実母が一時退院してきました。
めでたく本退院を迎えたら、今度は同居が始まります。
ひとつ屋根の下で三世代が同居できる事は、
本当に幸せだな、と思います。
まさしく違った世代間の価値観をすり合わせていく作業です。
企業も同じ。
違う世代間、異性、多職種、多国籍、多宗教…
違う価値観が、一企業にある事は、
大きな財産でもあります。
藤田は今日まで埼玉で研修実施。
明日は顧問先様との打ち合わせで東京です。