今日も見てくださって気にかけて下さって本当にありがとうございます
全国で 毎年たくさんの子たちでいっぱいになる各センターや保健所
実際に訪れてみて 首輪をつけている子達がなんと多いことか...
やるせなさと同時に憤りを感じているのはきっと私だけではないだろう。
中には綺麗な真新しい首輪に服まできせてもらって
きっと可愛がられていたんだろうな... と想像できる
なのに飼い主さんは迎えにこない これはなぜだろう...
1年前のヨーコの搜索を経てでつくづく感じていたことがある
実際に経験してみてたからこそ見えてきたもの
それは 犬ねこがいなくなっても探さない飼い主さんがどれほど多いか...という事
あまりにも多い放浪犬を目にし 中には無事にお家に帰れた子もいれば
まだまだ放浪している子達もきっといるだろう
このような子達が懸命に生きようと山にでも入ったならば山犬と言われ
住宅地なり野原をウロウロしようものなら野良犬と言われ
そして 近所の住民から保健所なりセンターに通報
挙げ句の果てに捕獲され そこから命のカウントダウンが始まる
何にも悪いことをしてるわけでもない彼らはたださまよってるだけ
山犬や野良犬と呼ばれる彼らは 元々は飼い犬だったのですから
ただ生きるために懸命に生きているだけ
山犬に襲われる? いえいえ山で生きている子達は元々人を怖がって
けっして近くには来ないのです 逆に人間が追い詰めない限りそんなことはありません
当時ヨーコの搜索で本当にたくさんの方にシェアをしていただきました
実際に身近で また知らないところでたくさんのご協力もしていただきました
身に余るほどの善意でたくさんの方に知っていただいた分
犬がいますよ!という情報は全て1点に 私のもとに届きました
仕事をしながらもひたすら走り回った分 たくさんの犬たちを目にしてきたんですね
なぜ探してくれないんだろう...いつもそう考えながらも
たくさんの犬を 探し続けていたのかもしれません
実は... 昨日出逢った方の話しがとても印象に残り
もしかしたらこれが答えなのかもしれません
その方は以前猟をされていた方で 薩摩ビーグルを連れて山に入っていたとか
その山で犬がいなくなり 少し探したけれども見つからず
結局 最後まで見つからなかった...
(このような場合 犬の習性から絶対にいなくなった場所から動いてはいけません。
飼い犬であるならば必ず元の場所に戻ってくるそうです)
心残りですね... という言葉に 「いやどこかで生きてるでしょう。」と
その後探さなかったのですか? という問いに「まず 見つからんでしょう。」
なので後日 新しい血統証付きの犬を飼ったと。
残念ながら田舎に行けば行くほど 年齢が上になればなるほど
未だに多くの方が犬に対する価値観が違うように思えます
犬がいなくなって まぁすぐに帰ってくるだろうと...
そして1週間経ち この辺で少し心配し始めるのですね
でももうちょっと待ってみよう... で手遅れになります。
そして保健所やセンター 警察に届け出ることも知らず 諦める...
この届け出るという事を知らない方が本当に多い。
これを深く広く浸透させるのが必要だと感じます
また 保健所やセンターに届け出るともう大丈夫なの?
それが残念ながら 絶対ということはないんです。
理不尽なことですが これも現実として受け入れざるおえない事実。
言葉を話さない彼らは 常に公務員として生業にされている職員さんたちにとって
いつものこと。 たくさんいる一匹に過ぎません。
いえ そう考えざるおえない出来事が多々あるんです。
その中でも ひとつだけ あるエピソードを。
1年前にある先輩ボラさんが 某保健所から1匹の犬を引き出しました。
その犬はオスだということで引き出し ケアをして里親さんを探すはずでした。
が 数日後 なんと子犬が生まれたそうで...
あまりのことにびっくり仰天
もちろん保健所の犬収容情報にも そう書かれていたはずです。
もしもその時 この子を探されている方がいらっしゃったとしたら...
似ているけれどもオスであることで素通りされていたはすです。
この子は運良くボランティアさんの手によって保護されましたが
妊娠まじかであったこと またそれをオスであると確定されたこと
こんな信じられないことが 簡単に起こってしまうんです。
これはひとつのエピソードにしか過ぎませんが
こういったことが起こるということは たまたまこの子だけとは考えづらく
職員さんの中でも犬ねこに対する温度差があると考えるのが
もっとも自然なのではないでしょうか
なので 今犬や猫を探されている方がいらっしゃるとしたら
センターや各保健所にもう連絡をしてるからいいわ...
ではなく「頻繁に」連絡をするなり足を運ぶなりしていただきたいと思います
大切な自分の犬ねこは 絶対に自分で探してみせる!くらいの意気込みで
あきらめず捜索をがんばって欲しいと切に願っています。
可愛い罪のない多くの子達が
人の勝手で命を奪われているという現実を何度も目の前に突きつけられ
きっとまだまだ知らないことのほうが多くあるであろう現実に
みんなが今 出来ることを出来るだけ
少しだけ行動に移すことができたなら...
心からそう願ってやみません
自分が今できること それをやっていこうと思います。