岡山の海をはさんだ隣県の愛媛県今治市には、野間馬というかわいい小型在来馬(天然記念物)がいる。日本の伝統的品種で、意図的に小型馬が作り出された経緯も知られている貴重な品種である。
これがむちゃくちゃ可愛い。機会があったら是非見て下さい!今治市の野間馬ハイランドは勿論、大阪市天王寺動物園、上野動物園等で飼育されているとのこと。今年のゼミ旅行では天王寺動物園にわざわざ行ったので、ゼミ生達は見学できたものの、私は、用事があったので見られず・・・。残念!
実はこのような小型種は、愛媛での場合と同様、各地で生み出された。それは、幕藩体制の江戸時代に各藩で採用された馬産制度に影響を受けたと考えられる。詳しい内容は、今回は省略するが、大小それぞれのウマで存在意義があった。
小さいウマは現在の燃費が良い軽トラックみたいな存在で、小さな農地や低い果樹園での使い回しが便利で、餌も少なくて済んだ便利な存在であった。大きなウマは文字通り馬力のあるトラックやスポーツカーの様に尊ばれ、各藩で生産が奨励された。
そんなことを反映するように、遺跡からは大型のウマと小型のウマがそれぞれみられる(微妙に中型もある)。
骨をみていると、「このウマはどのように使われていたのだろうか?」と、考えることが多い。
それを伝えてくれるのは、臼歯に残されたハミなどを噛んだ痕である。時として柵などを噛む癖をもつウマもいるようだが、ハミによる臼歯のすり減り具合は、そのウマの飼育の雰囲気、ウマの過ごした様子を我々に教えてくれる。
ただし、私も生きたウマとのつきあいは浅い。そのすり減り具合を読み取る技術は低いのであるが、いつか見抜く力が増すならば、この痕跡は雄弁に語り出すような気がしてならない。

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