まったく、骨や貝殻と関係ないお題です。


最近、研究室でセキセイインコを飼っています。


学生さんと地元の有名なホームセンター「タイム」に展示ケース(アカショウビンを入れるためのもの)の重石にするための「漬け物石」を買いに行きました。


「先生、この子はえらく人なつこいよ~」と、T君に言われ、「そうかそうか?」と、私、彼の指めがけてバタバタとガラスケースをつっついてくる羽の生えそろっていない雛鳥のセキセイインコ。

「先生この子かわいいよ~」とKさん。


「うんうん。君らがちゃんと面倒見て、私の言うことを聞くなら飼おう!」


その後、頷いたゼミ生達(と、思ったら、後日、「頷いてない」と反論するゼミ生達。いくら私がボケ始めているからって、それはあんまりじゃないか??)。そして、「このペットを大事にします」と誓約書を書いて1980円にてご購入。


結局、漬け物の重石は、あまりピンと来るものがなく、購入を断念。


「先生、この子の名前どうしましょう?」「漬け物石の代わりに買っちゃった様なものだから、漬け物にちなんでピクルスはどう?」


これについては反論もなく、受理。


その後のピクルス君の活躍は、大変なもので、研究室を我が物顔で飛び交い、学生達の活性化に一役買うとともに癒しの存在となっている。


私の車や研究室でも、彼と一緒に時間を過ごすが、この子がノリノリになるCDは柴咲コウの「Kissして」といきものがかりの「気まぐれロマンティック」である。鳥かごで暴れまくったり、サビのリフレインに微妙に裏拍子のさえずりを入れたりする。


最近は、「ねぇ~ピク」「ピクルス」「チッチ(舌打ちの音)」「ぴょ~(口笛の音)」などをまねつつある。そのうち歌うようになったら、この二つの歌を歌うようにならないかな・・・。


今後どんな風に育っていくのだろう。はかない、短い命の動物だけに、この種の期待には、うれしさとはかなさを感じる。

 この写真の銅像は、陸前高田で被災した住民の方々が、流れ着いた瓦礫から発見して下さったものです。この住民の方々は、銅像が流れ着いた先に仕事場をお持ちだったそうです。自分達の暮らしも大変な状況だったのに、この銅像にこびり付いた津波の砂や泥を浄めて下さり、目立つ様に立てておいて下さった所、twitterで「まったりさん」が「どなたの銅像か?」と写真を示して話題として下さいました。


 偶然、岡山でその発言と写真を見ていた私が銅像の特徴から「海と貝のミュージアムから流れ出た鳥羽源蔵先生の胸像では?」と、さらに話題にしました。その後早速、twitter繋がりの皆さんの協力で銅像の流れ着いた場所を教えて頂けたので、五月の連休中に細かい位置を確認出来、学芸員の熊谷さんに電話連絡することができました。その結果、連休後には、熊谷さん達によって、陸前高田市の仮文化財仮収蔵施設に引き取られました。twitterで、この状況をチェックされていた方の中には、この運び出しの様子を見守った方もいらしたそうです。


twitterがなければ、展開しなかったお話ですね。いずれ発見されるにせよ、これほど早い段階の帰還はなかったでしょう。


 この写真は、仮文化財収蔵施設での鳥羽先生の今の様子です。 津波で流されながら残されたのであろう、痛々しい傷が頬や体に沢山残されて居ますが、大きな歪みはなく、柔らかい表情に見えます。

 この施設では、日々文化財レスキューのための作業が展開されています。カビ、サビ、埃、土砂との闘いが続きます。気の長い闘いが必要です。



 高田松原の丸太に鎮座し直し、窓越しの柔らかい日差しを浴び、文化財レスキューの様子を眺める様にたたずまれているのです。

 今こそ、先生が必要な場所に帰還できましたね。



 良かった、良かった!




骨と貝殻の素晴らしき日々

この前、私のゼミの上級生である大学院生が、4年生に骨格の常識テストを出しました。

骨格の名前を書かせるものでしたが、このテストの最中みんなのうるさかったこと!


あ~「カタって漢字忘れた!」とか、

「腓骨って腕の方だっけ、足だっけ?」とか。


先生としての私はそんな初歩的問題ができないみんなの遠吠えを聞いてびっくり!


「ええ~~・・・みんな、3年生に戻しちゃうぞっ!」


それを聞いてもゼミ生達は顔を見合わせてニコニコ。


普段、ワープロで書いているから忘れたとか、言っている学生もいたが、若者らしくない言い訳だな~。

それ位はさ、若いんだから覚えていようよ!だって3年生の環境考古学の試験では暗記させた筈だぞ!


また、最近、気になるのはゼミ生がゼミの時間以外にはあまり勉強しない様子。たぶん就職活動もそんな調子なんじゃないかな~・・・、と思ってしまう。


かといって、先生も忙しいから、ず~っとは学生についていられない。目を配っていない時には自分達のやりたいことをやっている。でも、必ずしもそれが年長者からみると、「今やらなきゃいけないこと」には見えない・・・。昔私らもこうだったのかな・・・・。そうそう私たちはいきなり卒論を書く段階までにパソコンを購入していたこともあり、「おまえら新人類だな」と言われたな・・・。今の学生は入学時には親が用意してくれることが多い。そうそう、親は私と同じ新人類世代だもんね。


ゆとり世代って、時間を忘れて熱心に自分の考えることに取り組む生きる力を身につけるために、余裕のある教育・総合的学習を受けて来た世代だと思う。それを揶揄するつもりはない。政治が、社会が求めてできた制度だった筈だから・・・ね(そうじゃないっていう人も多いでしょうが、受験戦争が深刻だった時代と比べると、良いか悪いかはが、卒論や就職活動でこそ、その力や余裕を活かさないとね!


以前は、このブログも見ていてくれたゼミ生が多かったが、今年からは大学院生を含め、ほぼ誰も見ているフシはない。なかなか、それはそれで面白いので、あせらず、書き込みを続けよう。


彼らに読んで欲しいということを書いてはいる。そして、書いていることも告げている。地道に約1名程のゼミ生の読者はいる。彼女もゼミ生に「読んだら良いよ!」と、告げてくれている。でも、読まない。


面倒くさいのかな?何なのかな?


まあ、年寄りの先生なんていうのは煙たいもんだ。そんなもんだ。そんなゼミの雰囲気があっても良い。


本日、お昼の番組で「アルファベットが言えない~」と、のたもうたアイドルの方が居た。本人が言うには、自分の名前のローマ字も書けないとのこと、すごいな・・・。大学入学試験も良いが、そろそろ高校卒業試験と大学卒業試験を文部科学省がやらないといけない事態が生じているね。あるいは文部科学省じゃなくて別機関がやるのが良いのかな?


さて、生態のことね。


1ヶ月前に学生に自分の専門とする各動物の生態を発表してもらいました。


そのときに、当然卒論に関係した内容を書いて欲しいと思って、そんな一言もつけて課題にしたんだけど。みんな自由な内容を書いてきました。そしてwiki丸写しみたいなものも。


自分がやる手法に重なる様に、そこから明らかにできる部分での生態についての情報を集めないと、「ただ、写しました~」ってなことになりかねない状況。


まあ、でも調べたこと自体が悪いのではない。悪いのは自分の研究予定とその調べた内容のミスマッチ。


それに気がついてもらうのには、結構深い思考が必要。


この文章をじっくり読んで考えて欲しいな。


これは、話してすぐ分かる内容ではなくて、自分で咀嚼して、消化して、理解できる内容。


だからね。一人でこの文章をじっくり読んでみてね!


例えば、クロダイ属の漁労法について検討するならば、属に当てはまる種のバリエーションとその生息地、各地にみられる群の様相、季節的な移動の様式(勿論群ごとの様相)について、図鑑だけではなく、水産学の図書や雑誌類も渉猟して、データ収集し、発表して欲しいもの。図鑑には多くのことが出ていると学生さんは思ってしまうかもしれませんが、そんなことはありません。


日本のイヌワシは学名でAquila chrysaetos japonicaとなるように日本固有亜種として分類されているので、クロダイの例と同じでまず分類の情報が重要。東アジアに異なった種があるから、その比較は一言欲しいよね。また、各地で報告がだされているが、地理的隔離も多くみられるのでそれについてもかいつまんでまとめておくことが良いですね。


それらを実行するには、パワーポイントが便利。最近はスライドショーを行うだけのソフトとみられがちだが、本来はシンキングメモを製作するために威力が発揮できるもの。是非、自分なりのデータをまとめて、書き込んでいこう。そのために、ゼミ生には全員officeでも、プロフェッショナルという値段の高いソフトを各コンピュータ(ノートパソコンとデスクトップパソコンの両方)にインストールできる様にしています。


あとね。みんなデスクトップのPCにofficeを入れましたか?沈黙している方々がいるようですが、そのまんま黙っていたら、放っておきますからね~。世の中、甘くないよ~!