久しぶりにミステリーネタが浮かんだのでメモメモメモリィ。


「世界三大珍味殺人事件」

①山の中に埋められた男(猟師)の死体。
散歩中のペットのミニブタが発見。
土からはみ出た手にはトリュフが握られていた。

②鶏の飼育小屋で老婆(大手飲食店会長)の死体。
窒息死。死亡後体内に大量の食べ物を詰め込まれていると判明。
まるでフォアグラのガチョウみたいな状態…。

③海岸に打ち上げられた若い女性(キャビンアテンダント)の死体 。まるでサメに食われたかのように身体の損傷が激しく。顔にはキャビアのような黒いプツプツしたアザが。

発見場所が割と近く警察は同一犯とみて
いる様子。被害者同士に接点はなく捜査は難航。マスコミは「世界三大珍味殺人事件」として騒ぎ立てる。


実は②が最初の犯行。 老婆の息子の嫁が犯人。介護をしているのに姑は私の作ったご飯をまずいと言って全然食べてくれないという積年の恨みから衝動的に殺してしまう。
それを カモフラージュするために夫と共謀して2つの事件をさらに起こす。はっきり言うと①③は無差別。とにかく疑いの目を自分達から逸らしたかった。
土の中と海で死亡推定時刻にズレが生じていたのである。
犯行の順番が変わったのは偶然だったのである。

今話題の過激派動物愛護団体の仕業か 、はたまたグルメなシリアルキラーか……散々世間を騒ぎ立てた割には身内の犯行、嫁姑問題が動機という何とも言えない尻すぼみ感。

とはいえ、料理を作ってくれる側に感謝する重要性が身にしみた刑事。
最後は 刑事が妻の作ったご飯を食べて「お前の料理はいつもうまいな。ありがとう。 」と褒め「あなたが褒めるなんて世界三大珍事だわ」言われるところで話は終了する。