11年前取材相手からのセクハラがきっかけでPTSDになり、放送局の記者を辞めました。
いくつか、座右の銘があります。その中の一つが、「伝えることが大事なんじゃない。伝え続けることが、大事なんだ」という言葉があります。
これは、私が放送局の新入社員時代、大先輩の記者が社内の取材で話していた言葉です。
定年間近だったその記者は、とある案件を何十年と取材してきて、その案件を追い続けたいがために、昇進を辞退したくらいの方です。
どんなにセンセーショナルに取り上げられても、たった一度の発言じゃ、何も変わらない。大切に思っているならこそ、難しい状況でも、それを続けていくことの強さ。
私は小さい存在だけど、でも、続けていくことで、今はなかなか理解されるのが難しくても、変化なんてとても難しいことのように思えてしまっても、何か、何か価値が生み出せるのでは…
そして、発信を通して読んでくださる方々にセクハラの問題を少しでも我が事として考えていただきながら、セクハラをうまく対処できることが「優秀」と評価されることに繋がらない社会に。ひいては役職や地位、性差などのスペックに捕らわれずに相手の意思を尊重できる社会になりますように。
自分ができることを探しながら、続けていきたいです。