11年前取材相手からのセクハラがきっかけでPTSDになり、放送局の記者を辞めました。

押しても引いてもダメなとき、そんな時がありました。例えば、官公庁に謝罪を求めようにも門前払いされたあの時期。放送局に残りたかったけど、それが叶わなかったあの時期。外に出たくても病院を出ることが難しかったあの時期。転職活動しても全部落ちて途方に暮れたあの時期…。

私は、「頑張る=前に進むこと」と思っていました。そして、それまでは頑張れば前進できていました。なので、前に進まないことは、即ち当時の自分にとっては「怠けていること」と同じ。

だから、何事も上手くいかなかった時期は、自分のどこかに頑張りが足りないのでは、と過度に自分にプレッシャーをかけた時期もありました。

でも、どうもうまくいかないんですよね。そして、ますます泥沼にはまって、死にたくなってしまう。

そんな中で私が気づいたことは、「押しても引いてもダメなときは、そこにステイすることを選択する勇気」です。

息を潜めて、状況が変わるのを、待つ。自分がニュートラルな状態に戻れるまで、待つ。周囲や自分の考えが、熟成するのを、待つ。

最低限のことをし、最低でも生きること、可能なら小さい夢を諦めずにいたら、「風に乗る」ように、スルスル前に進める、自分でアクセルを踏まなくても進んでいく、そういうタイミングが来ることを知りました。

今回過去をブログで発信する中で、どうしても自分の気持ちのままには動かない、そんなことがありました。精一杯考えたし、話もしたし、相談もしたけど、やっぱり事態は動かない。過去の知恵に今回も、助けられそうです。

そして、純粋な志を阻まれたり諦めたりすることがないような。地位や名誉などに捕らわれず、相手の意思を尊重することが当然となるような。そんな社会をみんなで作っていくためにはどうしたらいいか。私の過去を材料にしていただきながら、考え、形にしていけるように。そんな同じ志を持つ方々とともに前に進んでいけるように。今日もただひたすらに、祈るような気持ちでブログを書いています。