11年前取材相手からのセクハラがきっかけでPTSDになり、放送局の記者を辞めました。
多くの人たちが、性差で傷ついたり悲しんだりしたことがあると思います。でも、ほとんどの人が病気を発症せずに普段の生活を送り、仕事も続けられています。
過去の自分にこのスキルがあれば、病気にならずに済んだのでは、と思う三つのことを記載してみます。
①内省する力
自分が受けているセクハラに耐えられるのか、耐えられないのかを自分に聞く力。私は耐えられないのに「きっと大丈夫。私は我慢できる!」と間違った自己認識をしていたので、自分で自分を追い込んでしまったと思っています。
②自分を大切にする思考
当時の私は、自分を犠牲にする代わりに何か得られると思って、進んで苦しい方を選んでいました。自分のことを相手より、ネタを取ることより、放送局からの評価よりも大事に思っていたら、選ばなかった選択をしていたように思います。
③コミュニケーション
断るにしても、訴えるにしても、もっといい言い方や働きかけ方があります。相手方に対しても気持ちの良い断り方ができなかったし、放送局の上司に対しても、もっと協力していただけるような言葉の選び方が、できたと思います。
上記のようなことを自分も身につけたいというもあり、故郷を離れてからずっと人材教育業界で働いています。この世界で働いてみて思うのは、上記の三つはセクハラに限らず良好な人間関係を築くために必要なものだということです。逆算的に考えると、セクハラは人間関係のこじれを表す一つの事象なのかもしれません。