11年前取材相手からのセクハラがきっかけで、放送局の記者を辞めました。
セクハラに遭っていた当時のことは、ほとんど覚えていません。思い出せない、と言った方が、適切かもしれません。
でも、今回の報道を受けて、思い出したことがあります。それは、初めてセクハラに遭った時の気持ち、です。
ああ、私は記者として見られていないんだ、という衝撃です。
鼻っ柱が強くて、自分のことをあまり女性らしいと思って仕事はしていませんでした。
周りの男性記者から比べると、体力では敵わないなと思っていましたが、それ以外で性差を感じることは、あまりありませんでした。
周りの男性と同じことをしているつもりでも、そうか、私は前提条件が違うのだな、と。
不快感とか、嫌悪感というより、衝撃、が大きかったように、思います。