こんにちは。

当ブログでは司法試験民法を題材にして問題検討を行いたいと考えております。

 

当ブログが想定している読者像は、司法試験の受験生で

(1)一通り民法の勉強をしたけれど、民法が苦手でよくわからない人(2)民法の答案のイメージが掴めない人(3)民法の勉強方法がよくわからないと思っている人

です。

 

そのような読者の皆様に、

(1)民法の答案で使う知識はどのようなものか(言い換えれば何を意識して勉強をすればいいのか。何を意識的に暗記し何をそれ以外で賄えばいいのか)

(2)民法の問題はどのように解いていけばいいのか(問題文の読み方、着眼点)

(3)自分の理解をどのように答案に表現すればいいのか

をできるだけ具体例を示しながらレクチャーしたいなと考えております。

 

私は今現在司法修習生です。司法試験の勉強を始めたのは大学2年生の夏頃で大学4年生の時に予備試験に合格し、その翌年に本試験に合格しました。「最小限の必要なこと」だけを繰り返して行なった結果合格できたと思っています。

 

そして民法は正にこの「最小限必要なこと」が全て実践的に学べる科目です。具体的には

(1)「当事者の求めるもの」とそれを根拠づける条文とその言葉の定義(答案で使う知識)

(2)具体的な事実関係を踏まえた当事者の立場に立った場合、自分ならばどこに不満があり何を訴えたいのか考える(+典型例との距離感を探る視点)(問題の解き方)

(3)法的三段論法を厳守し事実を評価すること(答案の作り方)

といったところです。

 

民法を通じて「最小限の必要なこと」について少しでも皆様にお伝えすることができればいいなと考えております。