第67回正倉院展 | 奈良・生駒・平群・王寺 陶磁器上絵付け・ポーセラーツ・アトリエ・ラ・ヴィータ

今年も初日の夜、正倉院展に行きました

いつも大混雑の印象がある正倉院展ですが、初日の午後や夜は穴場(^^♪

とても快適に鑑賞することが出来ました


ルイ・ヴィトンと似ている琵琶の装飾

この楽器は日本で造られたものではないそうです


きっと、私達を魅了するデザインって時代を超えて世界中の人に

共通するんだ思います。


側面まで精緻な模様がびっしり!

これだけ装飾すると普通はクドクなる物ですが、全然嫌になりません


小花模様は・・

象牙、緑に染めた鹿角、黒柿、紫檀、柘植などを組み合わせて造られてます


現代のような便利な道具や快適な空調も無い時代、冬はきっと

手がかじかんだことでしょう

・・・でも色んな情報に振り回される今と違って、作業に没頭できたから

こんな素晴らしい物が造れたんですね!


琵琶と同じ位楽しみにしていたのがこの笛

蛇紋岩をくり抜いて造られています

わざわざ石を使わなくても・・・と思いますが・・・


会場ではこの笛の音色が聴けます

・・・絶対音感ある方は・・・きっとイライラされますね!

やはり材質が石だから、精巧に作るのは無理だったかも?


他には羊毛フェルトの敷物が素敵でした。

その羊毛の中に植物の種が混入していて、それを調べる事で

産地が解ったそうです


他にも筆、針、装飾に使った馬やイノシシの毛も展示してあり

当時の人々の暮らしや動物との係わりなどが想像できます


毎年、正倉院展に行って・・・

今ある物の中で千年後の人々に大切に思って貰えるものって

あるのかしら・・・と思います


鉄筋コンクリートは100年が寿命

法隆寺は1400年その場所にある。

木材が強いというより、人々がどれだけ大切に思うか?

これに尽きるのでは・・・・

 11月19日(木)~22日(日)作品展を開催致します

 詳しい事は・・・こちら



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