結婚式で和装をお召しになりたいとお考えの花嫁様に『和装のすすめ』ということで和装のヘアメイクや髪飾りについてご紹介していきたいと思います。
第1回目は“かつら”についてのお話しです。
神前式や仏前式をお考えの方は和装に合わせる髪型として“かつら”も選択肢になるのではないでしょうか??
la sumireでもかつらのお仕度を承っております。
ただ、あまり見る機会がないということもあり「不安…」や「似合うかどうか…」とお考えの方が多くいらっしゃいます。
今回は“かつら”を知っていただき、選択の参考にしていただければと思います。
かつらは「文金高島田(ぶんきんたかしまだ)」という髪型になります。
髷(まげ)の高さを高く仕上げる結い方で根元を高く仕立てた島田髷の中でも最も根が高く上品で気品のある髪型です。
上流武家の女性は正式な儀式の場では必ず高島田を結ったそうです。
格式高い髪型なんですね!
かつらをお考えのお嫁様からよくあるご質問で「重いですか?」や「痛くないですが?」ということをよく聞かれます。
一昔前はやはり重く、痛くなりやすいといった事が多かったのですが、最近はそういった点も改善されつつあります。
かつらの中の骨組みが軽いものになっていたり、使う髪の毛の量を減らしたりと軽量化されているかつらも多くなっています。
痛みに関しても一昔前はかつらを付けてから骨組みをネジで締めて固定させていましたが、最近はバネでやさしくホールドするようになっており痛みも出づらくなっています。
生え際なども地肌となじむように作られており遠目でみると境目はほとんどわからないほどです。
列席のお客様から「地毛なの」と聞かれている方がいらっしゃったくらいです
和装の衣装はボリュームもありますので衣装と合わせると意外と“しっくりくる”という感想を聞くこともとっても多いですよ。
そして、かつらはご年配のゲストからのウケがいいのも嬉しいところではないでしょうか
「やっぱりいいわね~」とのお声をよく聞きます
昔のほうが、かつら=格式高いという認識が強かったからのように思います。
あまり見る機会がなくなっているからこそ、喜ばれるといったところもあるのかもしれませんね
今は洋髪での挙式も浸透していますが、伝統の美である“文金高島田”での挙式もいいのではないでしょうか?
次回はかつらに合わせるかんざし、綿帽子・角隠しについてご紹介したいと思います
お楽しみに