「BLOOD OF CIRCUS 」Story character & 1st Page | RION BLOG TRICKBOOK

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Character 


オリヴィア・エリジア・ブライトン

   前作「Rapsodia」のヴァロとフレイの娘であり本作の主人公。エルドラに傷を負わされながらも何とか一命を取り留め生き残る。この世の全ての犯罪を憎み、犯罪者を自らの手で裁く為BLOOD OF CIRCUS(*以下、BOC)を立ち上げた。



エイレン・ブライトン:

    貴族家系出身であり、ブライトン家の当主。ヴァロとフレイの古き友人である。友人夫妻の一人娘オリヴィアが深手を負い、その夫妻が亡くなった事実を知り、オリヴィアを友の代わりに何不自由なく育て上げると決意する。オリヴィアに自身のブライトンという家名を与えた心優しきエイレン。だがその裏の顔をオリヴィアもまだ知らない。


グリニティ・エストワール:

   オリヴィアのガードマンであり、幼馴染。オリヴィアのガードマンをと、エイレンが雇った。正義感溢れ、勇敢で逞しい青年へと成長する。



1st Page「唯乱れ咲くが運命」


    オリヴィアは幼い頃、両親を目の前で刺し殺され、オリヴィア自身もその犯人にナイフで刺された過去がある。 幼かった為、自分も目の前の両親と同じように死ぬのだろうと思っていた。 しかし彼女は奇跡的に生き残った。 

   そして両親の古くからの友人であった裕福な家のブライトン家に養子として引き取られた。オリヴィアはブライトン家の令嬢として何不自由なく育てられた。自分の両親を殺した犯人を自分の手で復讐すると決心していた彼女に、犯人は自らの頭を打ち抜いて、もうこの世にいないという事実が突きつけられたのは、物心がついてすぐのことだった。

   自らの手で、もう犯人を裁く事が出来ない苦しみを、法で裁けなかった犯罪者達を自らの手で裁く事で補おうとした。彼女は仮面を被り、罪を犯した犯罪者だけが登場する、恐怖のサーカスを作り上げた。それがこの作品のタイトルでもある「BLOOD OF CIRCUS団」である。「裁きを下せ!」彼女の怒号とも呼べる雄叫びが幕開けの合図だ。両親を殺した犯人の変わりに、犯罪者に裁きを下せども、彼女の悲しみが癒えることなどない。ただ少しだけ闇が薄れた気がしたのだ。