体は全部知っている (文春文庫)/吉本 ばなな

¥480
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13個の短編集。
ずいぶん前から、寝る前や目覚めたときに
ちょこちょこ読んでいました。
毎日じゃなくて、日をあけながら。
あとがきに
●寓話的に描く
●一筆書きのようなスピード感を持たせる
●全然異なる慣性の人を描く
とあるように、
1編1編にギュッとアフォリズム的なものが詰め込まれていて、
1つは短いけど満足感、達成感が高いです。
1つ1つ噛み締めながら読んでたら、
時間がかかってしまいました。
1編読むと、満足してしまって。
ストーリーもきちんと楽しめました。

タイトルのまま、体が覚えてることが全部、
みたいなことが書かれています。
体を動かしたり言葉を発してるときに
「はっ」と思い出す既視感とか、
答えが自分の体の中にあるということが
しみじみ実感できる感じとか。
そして、なんだかエッセイのようだなぁと思いながら
読んでいました。
主人公たちの言葉が、ばななさんの声で聞こえてきます。

のほほんとしていながら深い、
すごく好きな本でした。

☆☆☆☆☆