姉から1冊借り忘れ、マイ伊坂ブームから少しずれて読了しました。
瑛太くんと濱田岳くん(金八出演)主演で映画になってたみたいです。

ストーリーは2つの話が交互に展開して、スピーディに進みます。

現在:広辞苑を盗むために、本屋襲撃に誘われる学生が主人公。
2年前:ペットショップでバイト中の気の強い女子が主人公 。

この設定は、貫井徳郎の『慟哭』ですね。
(偶然、『グラスホッパー』のレビューでも書いたけど。)
何で『広辞苑』1冊を盗むの~?と話に引き込まれるわけです。

話の展開は若干読みやすいけど頭の中で上手く繋がらず、
すっかり罠にハマってしまいました!
『チルドレン』(とりわけ学生編)風の青春ものに、
あることが加味されているため切なさがたっぷり 。

かつてなく動物愛と絶対悪への嫌悪が
全面に出ていると感じました。
琴美が留守電消すあたりは、
そんなバカなことするか~とムカついたけど。。
もっと身の危険を感じると思うのだが。

ちょっと不思議なのは琴美の気持ちです。
琴美のあの態度は河崎への愛じゃないか~と。
どうも女子を描くのは下手な気がしました。
気が強いのはいいけど、
河崎への態度がかわいくなさすぎるような。
(琴美が小中学生ならわかるのだけど。)

河崎が恋愛以外で興味のあることを聞かれて
「琴美とドルジ」
って答えるところがカッコ良かった。

全編に流れるボブ・ディランの『風に吹かれて』。
聴きたくなりました。

☆☆☆★★

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