教室の夏休みが終わりました。
生徒さんたちの夏休みも、もうあと少しですね。
思い思いに、大事に過ごして下さいね。

お休みって、お休みなんですから(日本語変)
まずは、よく休んで(休息って何事にも重要です)
よく遊んで(自分を喜ばせることも必要)

そして、普段、やりたくてもなかなかじっくり出来ないことが1つでも出来たら、
充実感や満足感が得られますよね。

そんなことを、生徒さんに言うと
「塾を頑張ってる」とか「水泳の◯◯が出来るようになった」と話してくれる子もいるし、考え込む子も…





人間って不思議に
いつも切望している?思う存分休んだり遊んだりすることに、決して充実感や満足感は得られないそうですね。

ちなみに私は、この休み中
ほとんど休んだり遊んだりしていました!!
正直、充実感や満足感はゼロ、反対に何だかぐったりしてしまいました。非常に悪い例でございます。

子供の頃からお堅い真面目ちゃん?で
大人になってからも、何だか休みもほとんど休んでいない印象で、ダラダラするのに強く憧れていましたが、
いざ、ダラダラしてみたら、虚しいばかり。

しかし、レッスンが始まったら
途端にシャキッとして、身も心も軽くなりました。
ヒトもやはり、「働く動物」のようです…





そんなダラダラ生活の中
作曲コンサートの編集作業と、発表会演奏曲の選曲のための準備だけは、少ししました。

演奏曲は、基本的には、まだ小さな人にはこちらで決定、ある程度実力のある中学生までの人には、こちらが2、3曲を提案し、その中から相談して決定、高校生以上の人には、自身で弾きたい曲を考えていただき、レヴェルや使用楽譜を相談して決定…という形を取っています。多分、一般的な形ではないかと思います。

「自分の力を客観的に見る力があるかどうか」がポイントです。まだそれが足りない場合、こちらの選んだ曲を受け入れていただくことをお勧めしています。
知らない曲、初めはあまりピンと来ない曲でも、弾けるようになれば好きになることが多く、音楽性の幅が広がります。教師は、その子の個性や特性、好み、得意なことや苦手なこと、理解度や練習の進度などをよく分かっていますから、それを踏まえた上で、期限内に仕上げることが出来るもので、内容もあり聴き映えがし、その子の良さが一番大きく発揮され、その後の成長につながるような、その時点での最高の選曲に努めています。希望する曲も、可能な限り汲み取っています。

高校生にもなれば、誰もが精神的にも大人になりますので、自分の実力も客観視出来ており、選曲も、教師との話し合いもスムーズになります。





以前、こんなことがありました。

ある、中学生の生徒さん(なかなか優秀な子です)に、「そろそろ発表会の曲を検討するけど、こんな曲が弾きたいとか、具体的に弾いてみたい曲はあるか」と尋ねたところ、「考える」とのことでしたが、
後で、お母様からこんなメールが来ました(言葉は多少違っているかもしれません)。

発表会の曲の件だが
子供は、今回は先生にお任せしたいと言っている
なぜかと聞いたら、これまで、自分の希望を伝えたり、好きな曲を弾かせてもらったこともあったが
結局、先生に選んでもらった曲がいちばん上手く弾けたし、満足出来た
だから、先生にお願いしたいとのこと
よろしくお願いします





とても嬉しかったです。
嬉しいというのは、「こちらの言うことを聞いてくれるのが嬉しい」のでは、決してありません。

自分に合った、ある音楽的に素晴らしい曲を
自分の実力で、自分の良さを生かして弾きこなす
その曲の魅力を感じそれを引き出し、真に納得の行く
立派な演奏をする

「上手く弾けた」「満足出来た」
それによって得られる、喜びや自信…

単に
「好きな曲、憧れの曲が弾けて嬉しい」のではなく
もっと高度な音楽的体験

それを、この生徒さんが理解してくれたこと
また味わいたいと思ってくれたこと
それが、嬉しかったのです。





弾きたい曲を聞くと、まだブルグミュラーとかツェルニー100番程度の、初中級?くらいの生徒さんでも、「ラ・カンパネラが弾きたい」とか「英雄ポロネーズが弾きたい」などと、とんでもない(!)ことを言うものです。今はYouTubeなどで、小さなお子さんが難曲をいとも簡単そうに?弾いている動画が溢れているので、「こんな小さな子が弾けるなら、私も弾けるかも」と思ってしまうのも当然かもしれません。まだ年齢的にも経験的にも、自分のレヴェルを見極める力が無いのですから仕方ないですよね。また、お母様からも「頑張れば弾けるんじゃない」などと言われ(もちろんお子さんを励ますためと思われますが)、ますますその気になってしまい?、やや困ることもあります。

難曲の一部を、雰囲気?だけでメチャクチャ(本人はメチャクチャとは思っていない)に弾き、「ほら!弾けるよ」と言う子もよくいます。わぁほんとだ、すごいね、でもね、弾けるということはこういうことなの、だからこれはまだ無理なのよ、今のあなたにぴったりの素敵な曲は他にもたくさんあるよ、この曲は将来きっと弾けるよ、楽しみだな、ちゃんと覚えておくからね…と上手に説明するのにも、なかなか労を要します。生徒さんの憧れの気持ちは大切にしたいのです。憧れが強くなければ、ピアノは続けられない。私もそうだったからです。





発表会演奏曲の選曲は、非常に時間がかかり
頭がおかしくなってしまいそうなほど、大変です。
でも、大変でも、楽しいものです。

発表会で弾いた曲は、一生覚えているものです。
ピアノをやめてしまった後も、ずっとずっと。大人になった生徒さんたちが、それを証明してくれています。

私のかけがえのない、大切な、可愛い生徒さんたちの、
人生の思い出の1つになるのです。
いつも応援して下さるご家族の方にも喜んで欲しい。

心込めて、選曲したいと思います。






この、ノリタケのわんこのマグカップ

可愛過ぎて超お気に入りです

義母の誕生日プレゼントを選ぶ際に見つけて、自分にも買ってしまったという…


ローズヒップティーにも癒されます

(以前はお酒にしか癒されませんでしたが)



生徒さんから

また、健康お守りのお土産をいただいてしまいました


このお守りのパワーで、厳しい残暑も乗り越え、

良いレッスンが出来ますように!