最も高い位置にある感謝は、そりゃー無事健康に生まれてきてくれた事だけど、カナダはケベック州で生き延びるために彼らが与えてくれたギフトがある。



それは、2人が同じ日に生まれてくれた事。



8月26日に、予定日から10日遅れた長男は、お医者様の判断で促進剤を使って生まれてきた。


その2年後の8月26日午前2時、次男がジタバタと生まれたい信号を発動し始めた。


ケベックは産後2日で病院を追い出される(笑)んだけど、2日目の最後のチェックアップで看護師さんが、



See you in 2 years


と言った。

大体2歳差の兄弟が多いから、冗談混じりで彼女もそう言ったんだと思うけど、それが現実になったんだから、忘れられない初出産の思い出の瞬間となった。


2人目の時は帝王切開でご出産された方が多かったために、病室が足りないと言って、出産して次の日に退院した。

産道から出産してもヘロヘロなのに、切腹した傷が癒える間もなく赤ちゃんのお世話が始まるお母様方の勇者ぶりは想像もつかない。


え?どうやるの?

って本当に思う。



去年ケベックは、フランス語を強化するため、あらゆる手続きでフランス語を使うことが義務化された。


そうでなかった当時も、役所や病院の受付の方々は表情が怖いので無難に英語で切り出すと、


ここケベックなんですけど


と言わんばかりの目のすわり様..



途中からフランス語に切り替えたって、フレーズを言いなおしたり発音し直したりすれば

「めんどくさい」顔

をどーーーーーんと貼り付けてくる。



こちらだってもうめんどくさいから英語で仕切り直して押し通す。



すると、子供達の生年月日の登録のところでかならず緊張の糸がプチンと切れる



Ah…

Wait, were they born on the same date??


から始まり、


Wow, that is so special!!

とか、

Oh gosh, I’ve never seen this before..

とか、

Really!!??? Amazing!! Like a miracle!!


とかで場が緩む。

それからはスムーズに進んで、最後は笑顔で見送ってくれる。



昨日も市民プールへ子供達と行きたくて市民カードを作った時も、フランス語が義務化されてるためにハードルが上がっていたけども、


同じ場面で、同じような反応で笑顔がパッと咲いた。



これは本当に尻込みしやすい私にとっては必殺武器……改め最強お守りで、頼りないママを支えるために子供たちが同じ日を計画してきてくれたとしか思えない。



こんな温かい感謝が込み上げているんだけど、

昨日のプールが原因で、現在顔が


がっさがさ。



ヒリヒリヒリヒリ痛いっす🥲