脊柱側弯症のうち突発性側弯症の重症化を防ぐためには、早期発見が鍵となる。
もちろん発見するだけでなく、専門機関の受診と治療を受けるべきなのだが、この時の初期対応を誤ると、症状の悪化を防ぐことが難しくなる為、なるべく脊椎専門の医療機関を選んで受診されることを強くお勧めする。

  また突発性側弯症は側弯症の約7割を占めているが、主に乳幼児期から思春期にかけて発症(発見)されることが多い。
骨が伸びる成長期の過程で悪化する可能性が高いので、やはり年齢的なことを考えると初期対応から治療における家族のサポートは必須である。

  ではどのようにして側弯症の早期発見をするのか。
一般的に前かがみの格好をして背中全体を見る方法がある(上半身は裸もしくは薄着であれば判断がしやすい)。背骨を中心に左右対称であるか、肩甲骨や腰部の高さに違いはないか確認して頂きたい。
真っ直ぐ立った時にも、左右の肩の高さは同じか、腰の出っ張りはないか等も含めて異常がないか確認する。
こういった確認を行う理由としては、やはり側弯症を患っている本人には自覚症状がないことが多いからである。
痛みの感覚があったり、姿見などを使って自身の異変に気づくことがあったとしても、最終的に第三者の確認と助力が必要だ。
大切なのは、家族があからさまに狼狽えたり、必要以上に不安を煽るようなことを言ってはいけないということ。
というのも長期的な治療に至るケースが多い為、サポートをする立場の人間の言動が逆にストレスの原因となってしまう可能性があるからだ。
側弯患者の家族は、常に患者本人の気持ちを汲み取りつつも、本人に合った治療法を受けられる環境を整える必要がある。

  また側弯患者の家族がよく心配されることの一つを挙げると、それは発症の原因が遺伝の影響であるかどうか、ということだ。
側弯症における遺伝の研究は近年力を入れて行われているという情報がある。
例えば、日本側彎症学会による情報によると

発症に関係していると思われる5つの遺伝子 (LBX1、GPR126、PAX1、BNC2、SOX9)、進行に関連していると思われる1つの遺伝子 (MIR4300HG) が発見された。また、先天性側弯症では、約10%が特定の遺伝子 (TBX6) が原因で発症する、ことも明らかになっている。

とある。

  とはいえ実際に自分の家族の側弯症が遺伝によるものなのかどうかは、専門的な検査を受けなければはっきりしたことは分からない。
仮に発症に関係している遺伝子が見つかったとしても、側弯患者の何割が遺伝によるものなのか、また起因する遺伝子の発症率はどの程度なのか等、まだまだ不明確な部分は多い。
こういった不明確なところから家族は余計に悩むことになる。
《もしも自分が産んだ子どもが側弯症を発症してしまったら》と。
事実、私もこの答えの出ない悩みを抱えている。
私の可愛い子どもたちが、私と同じ悩みを将来抱えてしまったら、と。
私自身が発症した時は、何かと多感な思春期の真っ最中だったため、色々悩むこともあった。
母を恨み、ご先祖様を恨み、側弯症を恨み、何よりもコルセットを恨んだ。
しかし恨みが一周してしまえば、もうどうでもよくなり 気持ちが落ち着いた。
血の繋がりを恨んだところで、結局何も解決しないということに気づいたのだ。
大切なのは、考え方と行動力と家族などの第三者のサポートが必要なのだということ。
遺伝が原因であってもなくても、治療方法は基本的には変わらず、やるべきことを自分で選択してやっていくしかない。
そういう意味では「遺伝なんて関係ない」と言えるのだろう。

  側弯症に完治はない。
手術をしたのならば、棺桶に入って焼かれるその日まで、ボルトとロッドは身体の一部なのだ。
そしてこのボルトたちと上手く付き合っていくには、周りの理解と協力が必要である。
前述から度々、私は《周りの協力・サポート》を記述していたが、逆に 側弯症患者本人は何をするべきなのか、今一度考えて頂きたい。
個々に違った治療方針があり、それに則った行動をするべきであるが、果たして本当にできているのか。
脅かすつもりではないが、知らぬ間に悪化するのだ。自分の力が及ばないところで。
私が当時、若さゆえに愚かだった《危機感の無さ》が状態を悪化させる最大の原因だった。
だから今やるべきことを疎かにしていると、いずれ後悔する日が必ずくる。
側弯症に限らず病気とはそういうものだ。
そうなった場合、自分の甘さを他人のせいにしてはいけない。
具体的な自分の将来像を思い描いて、対策をとるべきだろう。
ぼんやりしてると、あっという間に過ぎていく。
歪んだ背骨は、自力では元に戻らない。



  ちなみ前述した《第三者のサポート》というのは、私のブログ立ち上げの理由の一つでもある。
私は元来 冷たい人間だが、誰かに対してちょっとした手助けになるのではないかと思った。
もちろん側弯症がなければ、こういったことを思いつくことはなかっただろう。

  病気とは不思議なものだ。



























さて、例により前戯は以上です。





本編は以下の通りである。


















若い頃の妻は美しかった。























しかし時は流れ、妻のヂェーンは次第に変化していった。


























体型の変化に伴い、以前より増して力強さ(貫禄)を感じるのならば、ある意味その妻は幸せな結婚生活を送っているのだろう。








愛するが故に全てを許すことのできるターちゃんは本当いい旦那さんだなあぁ。












ちなみに私は学生の頃から結婚して子どもを産んでも体型は変わらずそのまんまです。








つるつるぺったーん。






しかも側弯の手術をしたら、姿勢がピーン!と良くなった影響で、常に胸を張っている状態になった。






胸がさらにまな板だ。






これも側弯症手術の後遺症と言える。








とはいえ側弯症が恋愛や結婚に影響していたかというと、、




影響していない。






結局のところ、背中の凸凹からくる周りの目を気にするか気にしないかだと思う。








もしも自分の背中の凸凹や歪みを指摘して、馬鹿にしたり、からかったりする男がいるのであれば、私が後ろからドロップキックをおみまいしてくれるわ。


























愛とは常に下ネタと共にあるのだ。