この秋の恋愛運は、すごくよかった。

9月の半ばにはじまって、
自分のなかでは11月あたまに終わったんだけど、
短命ながら美しい放物線を描いたと思う。

相手は19歳だった。
はい、ツッコミたい方は存分にどうぞ。
どんだけ年下やねん。

19歳と言えば学生やってるか、
一人前に働いてる男の子も多いと思うけど、
彼はまるで少年だった。
高校は停学処分の末に中退。
仕事は続かずバイトを転々と。
一時は悪い友達とつきあって、
保護観察処分も喰らったらしい。

…同世代やったら絶対つきあってられやんな。

複雑な家庭環境で育ったアダルトチルドレンで、
だから、空気を読むことにかけては人一倍敏感だった。
やたら軽くてちゃらちゃら遊んでたけど、
めちゃくちゃ繊細で、人の心の痛みに敏感だった。
昨日もナンパしたとか粋がって話す割には
Hしてみたらからっきしで、
ああ、19歳ってこんなに子供だったっけ、としみじみ思った。

つまりは、そんなところが、あたしにとっては、
汚れてなくてやさしい男の子に映ったわけで。

普通の感覚で頼りになるとかいうことは一切なかったけど、
そんな彼に、あたしはずいぶん救われていた。
髪をくしゃくしゃにしたり、ほっぺたをつまんだり、
彼に対しては天衣無縫に甘え倒すことができたし、
仕事で疲れてるときなんかに、
よく晴れた真昼の公園で跳ねてるのを見るだけで、癒された。

なんか野良犬同士みたいな恋だったな、と思う。

モラルとか世間体とか、なにもなかった。
ただただ楽しくて、ぼーっとあったかい日々だった。

でもそういうのは長くは続かない。
続ける気もなかったしね。

飽和したな、と思った頃、お互いがお互いの日常に戻った。
きれいであとくされのない、
けれどすこしだけ痛みが残る終わりかた。
それもまた、きれいだ。


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