Cancer centerに通院し始めて間もない8月のある日
点滴を終えて帰ろうとすると
入口のバイタルを測ってくれるステーションの横に
ある人物が立って順番を待っていて
反射的に「Hi!」と声をかけると
向こうも「Hi!」と微笑み返してくれました
誰だかわかっているものの
すぐに名前が出てこなくて
そのまま一旦通り過ぎたのですが
どうしても何か言いたくて
思わず引き返し
既にバイタルのステーションの中に入っていた
小柄で華奢なその人を見つけました
それは「Dying to be me」という本を書かれた
アニータ•ムアジャーニさんだったのです
私が唐突に、「いつもインスタを見ています
いろいろな情報やメッセージをありがとうございます
そして、勿論あなたの書いてくださった本にも感謝しています
南カリフォルニアにお住まいだとは思っていなかったので
こんなところでお会いできるとは思っていませんでした」
と、ちょっと興奮して声をかけると
私の言葉に嬉しそうにニコニコしながら何度も頷いているご主人の横で
「ありがとう。そう、このセンターは素晴らしいので来てるんです」
と彼女はちょっと頬を赤らめながら
恥ずかしそうに答えてくれました
インスタのビデオ配信で見ているより
私が本から受けていた彼女のイメージに近い印象で
優しそうなご主人とお似合いな
素敵なカップルだなぁと思いました
アニータさんは
2002年に悪性リンパ腫になってしまい
癌で亡くなったお友達や家族を看取った経験から
標準治療を拒否
アーユルヴェーダなどの代替治療を受けていましたが
残念ながら病状は進行し
数年後にとうとう危篤状態になる程悪化してしまいました
ところが、病院で30時間にも及ぶ昏睡状態から
臨死体験をした後に
奇跡の生還を遂げ
短期間のうちに寛解して担当の医療チームを驚かせました
彼女は自分の経験した
癌になった経緯から
臨死体験でのスピリチュアルな経験
そして、どうやって寛解に至ったかという
ご自身の見解をこの本に綴って
今もSNSなどで
Healingのためのメッセージを
発信してくれているのです
翻訳版を読んでいないので確かではありませんが
日本語版は多分この本だと思います
癌になってしまった人
特に、余命宣告を受けたりもう治療法がありませんなどと言われて
希望を無くしそうな方には
絶対に読んでほしいと思うお勧めの本
私も自分の病気やスピリチュアリティに対する考え方に
たくさんのヒントをもらいました
人が死ぬのは病のせいでは無い
そして、どこまで行っても寛解のチャンスはある
と信じさせてくれる一冊です
偶然にも
アニータさんご本人に遭遇できた私にも
きっと奇跡が待っているはずと思わせてくれた
素敵な出逢い
ありがとうございます