子供の頃に読んだ本を読む『くまの子ウーフ』 | J'aime・・・

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私の好きな台湾、五月天、そして宝塚。
好きなものに囲まれた日常の出来事を書き留めていきます。

偶然見つけた懐かしい童話

私が小学低学年の頃、恐らく3年生?、学校の図書館で何度も借りてた本。『くまの子ウーフ』
著書は神沢利子さん。
 
もふもふのくまの毛皮がかわいいウーフが大好きだった。いつも自分のお部屋にあったな。今でも覚えているのは、暑い夏、空に浮かぶ雲がソフトクリームに見えた場面。「ソフトクラーム、百こなめたいな」とつぶやくウーフの様子は、イラストと共に今でも覚えている。
 
 
随分年を重ねて、オバサンになったアタシは、今もあの頃のように雲を見てはアレコレ空想をめぐらす。そして時々思う。「ソフトクリーム、百個食べたい!」と。私の美味しいものを見た時にひとつが選べず、全部食べたいと思う(アタシは全部食べたい病とよんでる)はここからきてるのかもしれない。子供の頃に読んだ本の影響って人間形成に影響してるんだとつくづく思うのです。
 
読み返してみて、全く読んだ記憶がないものもある。すぐに思い出せる内容もあれば、時間が経って「思い出したぞ」ってなる部分もある。
胸が痛くなるのは、ウーフがドアを閉めた時、ドアに挟まれて、ちょうちょがつぶれて死んじゃう場面。
「しんじゃった」
「ぼくが、まどではさんじゃった…」
この場面、号泣した記憶がある。
余りに泣くもんだから、母がびっくりしてたな。
そして、今読んでも、目頭が熱くなる。
 
水がなくて、からからになってるかたつむりや、かにの場面は、読み返して思い出した。ウーフは私に似ている。弱った生き物を連れて帰っては助けようとした。ある時、死にかけた雀をだいじに持ち帰り、助けようとしたアタシ。助けられずに泣いて泣いて…。最後はお墓を作ったアタシ。
 
にわとりとたまごの話は、イラストを見て思い出した。にわとりの身体は何でできてる?たまご百個でできてる?気持ちわる~。そうおもった幼いアタシ。今は、その発想が素敵と思う。
 
 
 
 
この夏も暑かった。
子供の頃のように、本を持ち歩き、色んな場所で何度も読んだ。

空を見ては、雲がソフトクリームに見えた。

 
くまの子ウーフ
優しいお母さんと
働き者のお父さん
沢山の仲間たち
 
大人が読んでも楽しめる童話です
子供の頃読んだという方はもう一度読み返してみてはどうですか?
懐かしい思い出と共に
そのころと変わらぬ自分 変わった自分を感じられます
読んだことのない方
ぜひ読んで見てください
麦わら帽子と虫かご、虫取りアミをもった
懐かしい子供時代が甦ります