2022年始まりの一冊
安奈淳著『70過ぎたら生き方もファッションもシンプルなほど輝けると知った』読みました。
安奈淳さん、元宝塚歌劇団星組・花組トップスター。1947年7月29日 生。大阪府箕面市出身。本名は富岡 美樹さん。愛称は「オトミ」「ミキちゃん」。1965年宝塚歌劇団入団後、 1975年で『ベルサイユのばら』オスカル役を演じ、“第1期ベルばらブーム"を築かれました。1978年に宝塚退団後は持ち前の演技力と歌唱力を活かし、舞台などで活躍されましたが、50代で膠原病となり生死の境をさまよう長い闘病生活をされました。その後、奇跡的に復帰。74歳の現在、年に数回コンサートを開催し、ステージに精力的に挑み続けている。最近ではインスタにアップしている私服ファッションが人気です。
素敵な本でした。オトミさんの写真集のようであり、日常生活を垣間見れる日記のようであり…。宝塚の現役時代を知らない私は、在団中のオトミさんの様子もうかがえ、ワクワク・ドキドキのときめきと共に読み進めました。この本を通して、オトミさんの生き方の、凛々しさ、信念、潔さを感じました。「素敵」「カッコいい」という言葉を超えたオトミさんの生き方、シンプルに生きるオトミさんの、内面の素晴らしさに感動しました。
この本を読み、オトミさんに魅せられました。74歳、グレイヘアー(白髪も私のひとつと、白髪染めをされたことがないそうです)のオトミさんにドキドキ恋い焦がれています。「宝塚」「元宝塚トップスター」なんて肩書は関係ないんです。安奈淳さんを知る人、知らない人に関わらず、全ての方に読んで欲しい。誰もが年を重ねるのだから…。