原田マハ著原田マハ著『デトロイト美術館の軌跡 DIA : A Portrait of』読みました | J'aime・・・

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私の好きな台湾、五月天、そして宝塚。
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原田マハ著『デトロイト美術館の軌跡 DIA: A Portrait of Life』読みました

 
 
読むぞ!
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本 あらすじ 本
何でもします。あの絵を、《画家の夫人》を守るためならゴッホにセザンヌ、ルノワール。綺羅星のようなコレクションを誇った美術館は、2013年、市の財政難から存続の危機にさらされる。市民の暮らしと前時代の遺物、どちらを選ぶべきなのか? 全米を巻き込んだ論争は、ある老人の切なる思いによって変わっていく――。実話をもとに描かれる、ささやかで偉大な奇跡の物語。
 
アート 感想 アート
文庫本を読みました。薄いので軽くとどこでも持ち運びできるというお気楽な発想から。そう、うつっぺらい本でした。けれど、こんなにたくさんの感動があるなんて。時には、ハラハラ、ときには心温まるデトロイト美術館の物語です。熱々のコーヒーと、ドーナツが食べたくなります(笑)
文中より
デトロイト美術館ーDetroit Institute of Arts 通称 DIAーもう何度この場所を訪れたことだろう。いつ来ても心が躍る。まるで古い友だちに会いにきたような気分になれるのだ
 
フレッド:友だち?いったい誰のことだい?
ジェシカ(フレッドの妻):アートのことよ。アートはあたしの友だち。だからDIA(デトロイト美術館)は、あたしの「友だちの家」なのよ。
 
「彼女」(ポール・セザンヌ作《マダム・セザンヌ》画家の婦人)の前にひとり佇むと、フレッドはごく小さくため息をついた。そしてつぶやいた。「やあ、元気そうだね。また会いに来たよ。おれのほうは、あいかわらず。見ての通りさ」
 
アートを友だち、美術館を友だちの家といい、アートに話しかける。なんて素敵なんでしょう。決して、金銭的には豊かではないけれど、アートは友だち、そう思える作品があるだけで人生は豊かになるんだということを教えてくれました。
私は絵画鑑賞が大好きです。だから美術館めぐりも大好き。
私の友だち、私の友だちの家といえる絵画や美術館はどれだろうと考えてみた。ひとつに絞ることは出来ないけれど、今度、その絵の前に立った時は、心の中で話しかけてみようと思います。
今は海を渡って見に行けないけれど、ポストカードでもいいよね。
話しかけてみようと思います。そんな小さな幸せのある日常が素敵なんだとこの本は教えてくれました。
 
 
読書のオトモコーヒー
ホットチョコレートとモカクラッシック
モカクラッシックはコーヒーの生地にバタークリームのロールケーキ。レミーマルタンを使用した大人の味。ザクザク音がするトッピングはコーヒー味のフレーク。めっちゃ美味しくって、また食べに行きたくなりました。今度は、どんな本を持って行こう…