35度目の台湾旅行 2019年3月8日~10日
2日目③
台灣糖業博物館(橋頭糖廠)に到着です。2001年にオープンされた観光施設で、台湾の製糖文化と生活、「台糖(台湾糖業)公司」の発展の歴史を展示しています。
日本統治時代に建てられた橋頭製糖工場は、明治33(1900)年三井財閥を中心に設立された「台湾製糖」の主力工場(台湾製糖・橋頭製糖所)で、当時、台湾最初の最新機械製糖工場でした。新渡戸稲造の支援を得て、台湾最大の製糖工場として発展し、台湾の経済産業発展のために奮闘してきました。新渡戸稲造は、日に、"台湾砂糖の父"と呼ばれるようになったそうです。戦後、国民政府により接収された台湾製糖、塩水港製糖、大日本製糖、明治製糖4社を合併させて1946年、「台湾糖業公司」が設立され1999年まで操業を続けてきました。
鐵道景觀休憩區
当時、この線路を使い、サトウキビが運搬されてきました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190321/06/la-maison-du-chocolat/bc/0e/j/o1080081014375964292.jpg?caw=800)
橋頭糖廠轄區には、五本の主要運輸路線があり、全長63.2公里(1公里 = 1,000 ㍍)の長さを誇っていたそうです
廃線は、創造豊かなアートな場所に変身。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190321/06/la-maison-du-chocolat/cd/9e/j/o1080081014375964299.jpg?caw=800)
サトウキビを運搬した当時の様子がうかがえます
五分車や蒸気機関車が展示されています
花咲く木々もたくさん植えられ、当時も今もここに来る人々に美しい姿を見せてくれます。時代を超えた憩いの場です。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190321/06/la-maison-du-chocolat/44/95/j/o1080081014375964311.jpg?caw=800)
製糖石車
![クリスマスツリー](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/096.gif)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190321/06/la-maison-du-chocolat/ed/d9/j/o1080081014375964331.jpg?caw=800)
商売の神様「関公」も廃材により復活
「請勿停車」の文字に惑わされた私。「勿」という禁止を現す言葉にとらわれ、「進入禁止」と勘違い。正確には「(自転車等の乗り物)駐輪・駐車禁止」であり、決して「進入禁止」ではありません。完全にアホな私
。 台灣糖業博物館メインの見どころをスルーしてしまいました。めちゃくちゃ残念!リベンジにここへまた戻るという宿題をもらいました。また来よう~。それに、ここは、2011年の台湾ドラマ「絶対彼氏」(原題:絕對達令)ロケチですからね
。
![あせる](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/029.gif)
![音譜](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/038.gif)
※橋頭糖廠製糖工場には、入れるので、今後行かれる方は、ここを進んで下さい。廃墟ですがぞくぞくするほど見事な製糖工場跡が見れます。
橋頭糖廠製糖工場を外から眺める。中に入りたかった~。
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落ち込む私を慰めてくれたのは、花咲き乱れる公園
製糖工場で使っていた機械や道具が遊具に変身。素敵可愛いトリックに感激!
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190321/06/la-maison-du-chocolat/6b/7a/j/o0810108014375964359.jpg?caw=800)
面白い!
遊具だけじゃなく、アートにも変身。この豊かな創造性も私が台湾を好きな理由です。
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何よりも美しいお花に癒される
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20190321/06/la-maison-du-chocolat/55/a7/j/o1080081014375964365.jpg?caw=800)
ピンク意外に、黄色、白と鮮やかに咲き乱れます
糖業文物倉庫群
倉庫を利用して、当時使われた道具が展示されてます。内部に6つのテーマを持たせ、糖業歴史紹介、製糖文化と生活、台糖公司の発展状況の展示、農務耕作技術紹介、糖業運輸解說、人文小劇場の各エリアに分かれています。
館内に入ってすぐに蒸気機関車に遭遇!スケールのデカさにおののく!
広くて明るく見学しやすい。土曜のお昼、誰もいない~。都会の喧騒からエスケープ!ゆっくりのんびりできる超穴場。
これで糖度を測定
これは・・・
なんだ~?(笑)
当時の、暮らしがここにある。
洋服、着物と着ているものからも当時の生活様式、「格」というか身分のようなものも伝わってくる。
結婚式の様子。
日本人、台湾人がここで生きた証が残っています。
大きな農機がたくさん展示されています。製糖業の壮大さが伝わってきます。
見れなかった内部に未練が残る。そして涙雨(笑)。高雄で雨傘さすのいつ以来かな?
高雄十鼓橋頭文創園區という太古を演奏する十鼓劇場もありましたが、あんまり興味ないのでここはスルー。
途中で見かけた防空壕。切なさが止らない…。
台灣糖業博物館 橋頭糖廠
高雄橋頭區橋南里糖廠路24號
とても見ごたえありました。
高雄へお出かけの際は、ぜひお出かけください。できれば半日以上かけてのんびり過ごされるのが良いです。11月~3月くらいが、屋外散策に適していると思います。暑い夏は大変かもしれませんが、夏の暑さ体験も高雄ならではの風物詩です。どうか、楽しんで下さい。
雨が降りやみません。
ちょっと歩いて雨宿りの場所を探してみます。
続きは次回に…