30度目の台湾旅行 2018年8月2日~8月5日
3日目④
客家の町、美濃。
暑い…
誰もいない?
東門樓
1775年頃、集落を守るために設けられた見晴らし台。美濃を守り、その歴史を見つめてきた東門樓。今では美濃のシンボル的存在。
東門樓の歴史を説明した石碑
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180818/18/la-maison-du-chocolat/d3/61/j/o1080081014249927845.jpg?caw=800)
見晴らし台に登る階段。勾配がきつくて少々怖い。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180818/18/la-maison-du-chocolat/3d/89/j/o0810108014249927858.jpg?caw=800)
見晴らし台からの眺めは、何とも言えない静かで素朴。懐かしくも感じるこの風景は、子供の頃にどこかの田舎で見た風景にも似ている。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180818/18/la-maison-du-chocolat/70/58/j/o1080081014249927869.jpg?caw=800)
静かでひっそりした空気。一瞬暑さを忘れさせてくれる。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180818/18/la-maison-du-chocolat/3a/e3/j/o0810108014249927881.jpg?caw=800)
暑すぎて誰もいない![笑](https://emoji.ameba.jp/img/user/yu/yu-igi/385323.gif)
![笑](https://emoji.ameba.jp/img/user/yu/yu-igi/385323.gif)
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180818/18/la-maison-du-chocolat/a7/46/j/o1080081014249927890.jpg?caw=800)
美濃客家文物館へ
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180818/18/la-maison-du-chocolat/0c/97/j/o0810108014249927897.jpg?caw=800)
美濃の人口は約4万人。そのうちの9割以上が客家の人々です。美濃では、言語、服飾、料理、住宅、音楽など伝統的な風習や生活スタイルが残されています。2001年、美濃文化や故事をテーマとした「美濃客家文物館」がオープンしました。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180818/18/la-maison-du-chocolat/a1/a2/j/o1080081014249927900.jpg?caw=800)
美濃は日本統治時代に水路が整備され、稲作やタバコの栽培も盛んに行われました。これは、たばこ工場の様子。
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180818/18/la-maison-du-chocolat/25/25/j/o1080081014249927908.jpg?caw=800)
たばこの葉を通して美濃のたばこ産業の歴史が紹介されています。
こちらでは客家人の恋歌が紹介されています。
織姫と牽牛に似た恋物語です。
他にも、客家文化の特徴のひとつである客家八音といわれる楽器演奏の紹介、労働の時に口ずさんでいたといわれる伝統山歌が紹介されています。
主題館
このエリアにいた客家人と思われる職員さん、私を朋友さんの媽媽かと尋ねました
。めちゃ凹みましたが![sei](https://emoji.ameba.jp/img/user/se/seichigo/1386150.gif)
、私が日本人だとわかると、とても喜んでくれました。凄い勢いで話しかけてくれます。高雄の美濃と、岐阜県の美濃市が友好交流協定を結んでいることなど、たくさんの日本とのつながりを話してくれました。日本統治時代に日本人が作った灌漑用水のお蔭で美濃は豊かな土地になったことなど、初めて知りました。もっと時間をかけて館内を案内したいようでしたが、ちょっと時間がなくて、その気持ちだけをありがたく受け取りました。せっかくのお気持ち、申しわけなかったです。じっくりと、客家文化や日本と美濃の繋がりを勉強しに、いつかまたここへ戻って来たいです。
![叫び](https://stat100.ameba.jp/blog/ucs/img/char/char2/254.gif)
![sei](https://emoji.ameba.jp/img/user/se/seichigo/1386150.gif)
![↓](https://emoji.ameba.jp/img/user/lo/lotus-dancer/1571507.gif)
主題館には、客家の人々の歴史や文化的精神がたくさん紹介されています。また、油紙傘、藍染、製陶等など美濃の伝統工芸産業はじめ、黃蝶翠谷といわれる喋々が生息するエリアの紹介がハイテクを使って紹介されています。
文物第1展示區
農業の様子
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180818/18/la-maison-du-chocolat/ff/d0/j/o1080081014249927937.jpg?caw=800)
魚を獲る様子
![](https://stat.ameba.jp/user_images/20180818/18/la-maison-du-chocolat/34/3a/j/o1080081014249927940.jpg?caw=800)
苦労して、産業の発達に努めた様子が伝わります。
台湾に関する著書を多く書かれている片倉真理さんの「台湾探検」より引用すると…(P173)
客家の気質を端的に表せば「質実剛健」、そして「質素倹約」に集約されるだろう。(途中略)そして、「勤勉」もまた、客家の美徳である。
客家人が中国大陸から台湾に移住して来た時、先住の人々がいた沿岸部ではなく、山間や山麓部に暮らすことを強いられました。豊かな土地ではなかったため、忍耐強く、働き者になり、こういった精神性が培われたそうです。
特展室というエリアでは、美濃の産業、美しい風景の写真展が開催されていました。お昼ご飯に食べた、水蓮(別名:野蓮)の栽培と収穫の様子は、とても過酷なものでした。腰まで水に浸かって収穫するんです。「最も美味しい台湾野菜」と絶賛する日本人も多いとか。その陰で、過酷な労働のもと栽培・収穫している人々に心から感謝したいです。
ゆっくりと主題館を見学できなかったのには理由があります。
紙傘DIY教室で体験するためです。
無言で黙々と描き続けた私たち三人…。
筆を持ったのは、高校の美術の時間以来。昔過ぎて記憶すらない。不器用な私、紙傘体験を拒み続けたけど、やってしまったというか、やらされた~。最初は、「不器用さがばれると恥ずかしい」って感じですが、途中から「もうばれてもええわ」と開き直って楽しみました。これがけっこう楽しいのよ
。
完成したのはこの作品。三人とも画伯なみの腕前です。
描いた紙傘は持って帰りました。TIDA君に飾られたり、お家の玄関に飾られたり…、これを見るたびに、美濃での楽しい時間が甦ります。
美濃客家文物館
高雄市美濃區民族路49-3號
営業時間:平日09:30-16:30
休日09:00-17:00
休館日:月曜、祝日、旧暦年末年始、選挙日
公式サイトは⇒こちら
美濃客家文物館から車で少し走ると、美濃湖があります。
湖の面積は21ヘクタール。高雄で2番目に大きな人造湖。
雨上がり、夕暮れ時の静かな光景。
おっちゃんたち、楽しそう
ずっと眺めていたい秀麗な景色
美濃の客家文化、もっと知りたい!
ますます台湾が好きになった美濃旅行でした。
![菱形](https://emoji.ameba.jp/img/user/gi/giantsyomiuri/4564630.gif)
![菱形](https://emoji.ameba.jp/img/user/gi/giantsyomiuri/4564630.gif)
五月天鼓手冠佑探訪美濃客家村,體驗手作的溫潤美好,以及實地了解美濃窯是如何經爐火焠鍊而成就令人驚嘆的美麗
美濃文化は奥深い!!