24度目の台湾旅行 親愛的台湾朋友
2017年9月7日~10日 2日目その④
十分車站の次に降りたのは平渓車站。到着したのは14時55分。
この列車でやって来ました。
平渓車站はとても静かです。
小さいけれど、とても趣のある駅舎です。
駅舎からの眺め
平渓老街を歩いてみる。思ったほど人はいない。
平渓は沿線最大の町。かつては石炭の積み下ろしで栄えていましたが、今は風情ある田舎町として知られています。観光客が溢れる十分老街と比べると素朴な印象です。
老街の店先で見つけた愛に満ち溢れた黒猫ちゃん。くっついて離れない
。
なぜか笑える看板。手書きな所がレトロで良い感じ。
老街さらに進みますが、ますます人はいない。
美容室~。
老街を出て散策しましょう。お天気は曇り、雨が降らないか気になるな~。
時刻は15時過ぎ。ちゃんとお昼ご飯を食べてないので、牛肉麺を頂きます。
ガイドブックに載ってない地元のお店。
牛肉麺を三人でシェア。
お肉は柔らかくて美味しかったです。スープが真っ黒で驚きましたがそんなに濃い味じゃないですよ。
15時54分、終点菁桐車站へ行きましょう。
この頃、台北は出歩けないくらいの豪雨だったそうです。
16時、菁桐車站に到着。
着いた瞬間、ここは好きかも!とビビッとくるものがありました。
1929年に建てられた木造づくりの駅舎は今も現役。国家三級古跡に指定されています。
台湾では、現存している日本式木造駅は全部で4つあります。菁桐車站はその中の一つで、保存状態はすこぶる良好。他の木造駅舎は、竹田車站、保安車站、追分車站、いつか他の駅舎にも行ってみたいです。
これ何だかわかります?「十分⇔幸福」、続けて読むと「十分幸せ」とも読めませんか??何だか素敵
竹筒に自分の願いを書いた「許願筒」が至る所に吊るすされてます。
圧巻の許願筒
菁桐老街を散策を始めましょう
昔ながらのポスト。
このポストはどれだけの思いを運んだのだろう?
父への手紙、母への手紙、友へ、そして愛する人へ思いのたけが込められた手紙はこのポストを通して運ばれました。
木造の建物、標識がとてもレトロで温かい。
駅員さんの顔色が青い…。
何処から眺めても風情ある菁桐車站。何だかタイムスリップしたような気がします。
菁桐の美味しいもんを頂きましょう
楊家鶏捲
菁桐で有名な小吃は「鶏捲」です。豚肉、タロイモ、葱、ニンジンを湯葉で巻いて油で揚げたもの。
菁桐名物:鶏捲 1個50元。仲良く3人で3分の1ずついただきます
お行儀悪い画像でごめんなさい。あんまりにも美味しいので、パクパク食べちゃいました。
很好吃。タロ芋が良いアクセントとなりとっても美味しいです。春巻きのパリパリ感と、具材のねっとり感が相まってとってもイイ感じ
。ちょっと油っこいので、ひとりで一皿食べたら満腹になると思います。
楊家鶏捲
平溪區菁桐街127號
老街散策は続きます。
可愛い~
至る所に許願筒が吊るされています。風情あります。
老街と逆方向に進むとこんな看板がありました。台湾のアイス地図?全国制覇しなきゃ!
炭坑時代を語る大きな銅像。
銅像の向こうにはこんな田舎町の景色が広がります。まるで日本にいるみたい。
民生橋を渡ります。この辺りは台湾ドラマのロケ地としてよく使われています。
橋からの眺め。何だか懐かしい。静かでとても落ち着きます。
日本統治時代に建てられた炭鉱関係者の宿舎を再利用したカフェ。路地はまさに日本の風情が漂います。
温かみ溢れる木の入り口。日本の古い建物をこんなに大切にしてくれて本当に感謝です。私が台湾を好きな理由の一つはここにあります。
この日本家屋、途中から切れてるの?断面が不思議なことになっている。
台湾の炭鉱会社、台陽公司の職員も多く住んでいたこの地域には、彼らの子供たちのための公園も作られています。仕事が終わった後、親子で遊ぶ、学校が終わった子供たちが遊ぶ、そんなふうにこの場所は使われていたようです。
台陽兒童樂園
石の滑り台のほかにブランコもあったそうです。
「北海道民宿」と名付けられた民宿。当時の日本家屋を大切に保存し、民宿として使っています。もちろん、ここも台湾ドラマのロケ地として有名ですよね。でも、なんで「北海道」?
再び民生橋を渡り菁桐車站へ戻ります。車站までは歩いて7~8分くらいなのでゆっくり散策を続けられます。
ここも有名になりましたね。菁桐派出所。天燈の形をした派出所です。でも、この風情溢れる場所には少々不似合かと…。
時刻は17時。
ゆっくりと平渓線の旅が出来ました。そろそろ帰りましょうか。
今度は進行方向最前列に座れました。
出発進行!!
運転手さんの真横の席は超特等席。沢山お話ししてくれました。
雨の十分は、こんなに賑やか。
さっき渡った十分の吊り橋を今度は車中から眺めます。
「この先の進行方向右手に瀑布があるよ」と教えてくれた運転手さん。瀑布が近づいたらスピードダウンしてくれました。こんな親切、良いの??とてもありがたいです。これも私が台湾を好きな理由です。がんじがらめに縛られない生き方、だから台湾人は親切でおおらかなのです。
運転手さんが見せてくれた瀑布、その優しい気持ちを忘れません。
瑞芳を越えて八堵車站で乗り換えです。
美味しもんがぎょうさんあるあの夜市で、晩餐を頂きます。
続きは次回に…
。