24度目の台湾旅行 親愛的台湾朋友
2017年9月7日~10日 2日目その②
瑞芳車站に到着。
今日は平渓線の旅。一日周遊券を購入。80元。
88歳になる日本語を話す 阿嬷(お婆さん)が、日本から来たことをとても喜んでくれました。一緒に記念写真も撮り、列車に乗る私達を見送ってくれました。こんな優しい台湾の人が大好きです。
11時02分発菁桐行きは恐ろしく混んでます。
一つ目の駅、侯硐車站には約15分で到着。
猫がいっぱい、台湾の猫村といわれるだけあります。駅舎は猫、猫、猫です。
駅舎からの眺め。ここで降りる人は少ないです。
廢棄となった瑞三鑛業公司侯硐礦業所(瑞三礦業整煤廠)
大正9年(1920年)に完成された3階建ての選炭所でした。その昔、侯硐は周辺の炭鉱から積み出された石炭がここに集められ、この選炭場で選別された後、貨車で台湾各地に運ばれてました。とても賑わった場所でしたが、1990年の炭鉱閉山後は廃墟となり大きな鉄の塊が昔の栄光を静かに伝えています。
2階と3階は木造建てだったため、今はその姿はなく、選炭機がむき出しになっています。1日に500トンも処理できる選炭機が2基設置されていました。
廃墟となってしまった今…。
瑞三礦業整煤廠
新北市瑞芳區猴硐柴寮路44號旁
瑞三礦業整煤廠と通じる瑞三大橋を渡ってみることにしました。
瑞三大橋は石炭を運ぶための橋なので、トロッコのレールが敷かれています。
この奥で石炭が集められていたのでしょうね。
猫ちゃんも歴史の流れを静かに眺めているのかな?
瑞三大橋から瑞三礦業整煤廠方面へ戻ります。橋からの眺めは自然がいっぱいでとても綺麗です。
ズームで侯硐車站を撮ってみました。
平渓線は1時間に1本なので、12時00分に瑞芳車站を出発した列車に乗らねばなりません。1時間弱の侯硐観光でした。
侯硐から再び乗った車両は座れる余裕もありました。平渓線を旅するなら午後出発が混雑を避けられるのかもしれません。
侯硐車站から5分程で三貂嶺車站を通過。三貂嶺車站、実はとても興味ある場所でした。台湾映画『1万キロの約束~一萬公里的約定』で、賴雅妍(メーガン・ライ)演じる女性コーチ・周以晴が、町を去る場面で出てきたのがこの三貂嶺車站でした。台湾の田舎らしい風景がとても印象的でした。
うまく撮れなかったけど、良い記念になりました。
三貂嶺車站を越えた車掌の景色
基隆河沿いに列車は走ります。平渓線は大自然に満ちています。
次の目的地、十分車站に着いたのは12時28分。とても賑わってます。
続きは次回に…。