18度目の台湾旅行 宜蘭縣へゆこうよ!!
2016年9月1日~4日 2日目その④
『品誼古早味』で美味しいもんをきょ~さん食べた後は、頭城鎮を散策です。すぐ近くにある頭城老街へ行ってみました。
頭城老街
頭城鎮は宜蘭で最初に開発された鎮で、港の近くにあり一時は貿易で栄えたそうです。頭城站から5群ほど歩いた和平街周辺に清時代の古い街並みが残っています。宜蘭で最も古い廟も老街の中にあります。今でも崩れることのない煉瓦造りの建物は当時の賑わいを伝えてくれるようです。
頭城老街をつっきっている和平街の南端から散策を始めます。
老街入り口で迎えてくれたのは、大きな亀さん。「財神龜」です。
南門福德祠が建立された時、廟の傍には「神龜」とよばれる亀の神様も一緒におられたようです。しかし、その神様が消失したため民國一百年九月十一日、あらたにこの「財神龜」がここに祀られたそうです。
撫でる場所によってご利益も変わるようです。
財神龜のすぐ傍にあるのが、南門福德祠(南門土地公廟)
1863年に北門福德祠が完成した折、和平街(頭城老街)の南北端に神様を分けてお祀りしたそうです。宜蘭縣縣定古蹟に指定されています。
財神龜と南門福德祠
宜蘭縣頭城鎮和平街154號
煉瓦造りの古い街並みが続きます。
頭南老街南端に位置する陳春記商號は、日本の大正時代に建てられたものです。
そして、目に入ったのは、煉瓦の壁にあるユニークな魚の装飾。
これはね…
鰲魚洩水口というものだそうです。優雅で雅な当時の人々の生活様式がうかがえます。緻密で精巧な作りは日本統治時代初期の風格を唱えているといわれています。
古い建物をリノベーションしたショップもあります。お爺様が描かれた絵画や、撮った写真を展示しているお店。
店先に並べられた木の机といすが優しく歴史を語ってくれます。
新長興樹記
1921年(大正10年)に立てられ1924年(大正13年)に完成した赤煉瓦商館
天井の作りが凄く面白い。2階の緻密な装飾も素晴らしいです。
最盛期は、頭城最大の商家だったそうです。繁栄と没落…、それが更にノスタルジックになります。
新長興樹記
宜蘭縣頭城鎮城東里和平街121號
和平街北端方面に進むと、素敵なカフェもあります。宜蘭で採れた菊花で作ったお茶、手作りの工芸品は心温まります。
手作り感いっぱいの温かショップ
このセンスに目が釘付け
面白い~。木の温もりと現代のセンスが合いまってます。台湾の創作芸術ってほんと楽しい。
宜蘭縣の高地で採れた菊茶(菊花茶)、とても爽やかでフルーティーな香りでした。暑い台湾の夏にはもってこいです。これ、また飲みたいな~。
美しい頭城老街の、時間はゆっくり流れます。
北段の突き当たりは北門福德祠
南門福德祠より華やかな気がします。
北門福德祠
宜蘭縣頭城鎮和平街44號
頭城鎮史館へも行ってみました。
日本統治時代の小学校の校長宿舎を少し改築していますが、内部は戦前の日本家屋そのままです。頭城の発展の歴史に関する資料が展示されています。歴史を大切いしている頭城鎮の皆さんの様子が伝わり、感激しました。
頭城鎮史館
住所:宜蘭縣頭城鎮城東里開蘭舊路4號
参観:無料
開放時間:9:00~17:00(月曜は閉館
ちょっと見づらいですが、頭城鎮の観光マップ。臺鐡頭城車站から徒歩圏内でどこへでも行けます。
さぁ、時刻は16時29分、頭城車站へ戻りましょう。途中の商店では、こんなローカル色豊かなものも売ってます。
宜蘭縣頭城鎮和平街にある、頭城老街は、とても歴史的な文化遺産が溢れる場所でした。観光客もまばらで、静かに観光できます。ショップの方はお喋り好きで、沢山の「宜蘭のええもん」を紹介してくれます。ぜひ、旅してみて下さい。
さぁ、臺鐡頭城車站から4っつ目の駅、宜蘭車站へ行きますよーー。
続きは次回に