21度目の台湾旅行2017年3月18日~20日 「人生無限公司」高雄3日目 ①高雄の朝に思うこと | J'aime・・・

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私の好きな台湾、五月天、そして宝塚。
好きなものに囲まれた日常の出来事を書き留めていきます。

21度目の台湾旅行2017年3月18日~20日 「人生無限公司」高雄3日目 その①

 

 演唱會の後は、五月天朋友さんと一旦集合。一緒にあひる家に戻ります。そして2日間の演唱會で酷使した身体のメンテナンスに出かけます。

高雄足悅居足體養身生活館

營業時間:下午1:00~凌晨1:00
電話:0987999101 / 07-2860888
地址:高雄市新興區七賢二路46號

ここは以前も訪れてます。

過去記事は⇒こちら

お店のHPは⇒こちら

0:23、マッサージの開始です。

 

 私は演唱會後や帰国前のマッサージが必須のお年頃なので全身の疲れが取れ、とても体が軽くなりました。そして、勿論、早起きして活動開始です。

 

7時14分中山一路からの眺めは爽快です

 高雄のシンボル高雄85大樓は、どこから見ても、いつ見ても男前!今日はこの場所に向かって「多金蝦、辛苦了、今天也加油!」とエールを送りますらぶ~❤

 

 

テキトーに路地を曲がって私の高雄の守り神、三鳳宮を目指します。

 

台湾らしい~

 じつは、このバイクの奥でお祖父ちゃんが眠ってました。(←睡眠のほうねあせる)普通にベッドおいて寝てるんです。驚きました~あはは・・・

 

 

懐かしい幸福川の光景にホッとします。

 

なんて綺麗~らぶ~❤

 

 

この方…「正義溫暖Ready for Kaohsiung」を掲げる民進党の陳其邁立委。陳菊現高雄市長の任期はあと2年。その後任として注目を集めている方です。1964年生まれ、53歳。その名前を記憶に留めとこうと思います。

 

 

三鳳宮、何度ここへ来たことでしょう。

 高雄へ来れたこと、五月天演唱會に参戦できたことの感謝を伝えにお参りです。そして「五月天の※△❤しますように」「五月天の★◆▲できますように」「♡❤が★※◇しますように」そして…と、欲張りなお願い事をたくさんしてきました。三鳳宮の神様、よろしくねハート

 

 

由緒正しい道教の三鳳宮にこんなものが…。祀られている哪吒(ナタ)太子も可愛く大変身。

 人々の生活の中に三鳳宮が根付いているのですね。台湾らしくて大好きです。

 

 

 

7時51分

三鳳中街(三鳳中街觀光商圈)は、ひっそり静まり返ってます。

 お買い物は後回しにして、高雄車站方面へお散歩することにします。

 

 

 

三鳳中のすぐ近くにある高雄市立高雄高級中学では、未来の台湾を担う若者たちが学校前の通りをお掃除しています。ほのぼのしていて、温かさを感じる素敵な光景でしたらぶ~❤

けれど、先日このブログでも紹介した門田隆将著『汝、ふたつの故国に殉ず ―台湾で「英雄」』の中に日治時代の旧制中学校「高雄中学校」が出てきました。この高雄市立高雄高級中学のことです。二二八事件の中でもっとも有名な「高雄虐殺事件」です。その著の中での一文を記します。

 

 高雄での二二八事件で中心的な役割を果たし、同時に最も悲惨な目に遭ったのは、高雄中学の学生たちだった。

 彼らはろくな武器もないまま、軍に立ち向かったのである。

 台湾人の明日のためならば、と身体を張って抵抗した彼らは、軍に圧制され、凄惨な死を迎えることになった。

 高雄駅前に運び込まれ、見せしめのためにそこで処刑され、さらし者にされた学生もいた。

門田隆将著『汝、ふたつの故国に殉ず ―台湾で「英雄」』P262抜粋

 

 遺体は高雄中学の五年生、今で言えば高校二年生だったそうです。この悲惨な現場を目撃したひとりに、当時高雄中学一年生だった周英明、のちの金美齢さんのご主人がおられたそうです。

 私がこの写真を撮った時は、そんな事実を知りませんでした。高雄では有名な歴史ある高級中学で、非常にレベルの高い学校という認識しかありませんでした。無邪気に掃除する姿、掃除をさぼる姿を微笑ましく思い写真を撮りました。けれど、ほんの70年前に、今、私が歩いたこの場所でそんなことが起きただなんて…。恐ろしい恐怖に包まれました。台湾は今、自由と民主回復のために新政権のもと闘っています。まだまだ長い道のりで、多くの苦難が立ちはだかっていると思います。けれど、この学生たちの未来のためにも、決してて負けないで欲しいです。そして、彼ら学生自身も近い将来にも「台湾人が台湾人として生きられる社会づくり」を担ってほしいと願うのです。

 

 

 

 

では、続きは次回に…。