12月18日(金)早朝、私の街の気温は5度。寒すぎる~。台湾南部、高雄へ行くので厚手のコートはさけて、フリースで防寒。自宅を出る時は、手袋、ストールみたいな大判マフラー、ヒートテックの衣類で完全防備。Gパンの下もタイツと靴下で寒さ対策はぬかりないです。そして、チェックイン後、関空第二ターミナルのお手洗いの中で、高雄の気候にあわせ、全部脱いでゆきました。フリースの下は長袖Tシャツです。しかしーーー、これが失敗~。 気温8℃の関空、陸路を歩いて搭乗です。冬にピーチで台湾へ行く方、台湾仕様に衣替えるのは現地到着後にしましょう。風邪ひきます。
定刻通り10時55分に出発したピーチMM035、機内では、五月天をBGMに爆睡でした~(スイマセン、実はMP魔幻力量も聴きました)。
高雄国際空港に着いたのは13時35分。こちらも定刻通り。そして、今回も、常客証(常客證)でスピーディーイミグレーション。最近12カ月内に3回台湾を訪れた旅行者及びビジネスマンは、移民署のホームページ から「常客証」の申請をすれば、台湾の国際空国での出入国審査がスピーディーに行えるのです。高雄国際空港入国審査の場合、一番右端のカウンターで審査が受けれます。全く並ばず、「何であの人早いの??」という羨望の眼差し浴びつつ(かなり優越感)、速やかに入国。もうそこは台湾の地、そして「高雄不思議 Kaohsiun incredible」な地なのです。
今回の宿泊先、いつもと同じKMRT(高雄捷運公司)美麗島站近くのあひる家さん。
美麗島站に来たからには眺めずにいられない光之穹頂。
何度見ても幻想的。この日はピアノ演奏もありました。ここは、今年9月に玉小姐や小沐と来た場所。あの日のことが懐かしく思い出されます。
美麗島站地下から地上へ上がる時に見かけた衛生福利部「國保(國民年金保險)」の広告
「國保」5っの保証。
年金や給付金制度は日本と似ています。台湾も、国民皆保険制度を目指しているそうです。因みに「國民年金保險」は、台湾の社会保険制度のひとつで、満25歳から65歳までの各種職業保険への未加入者を國民年金保險へ加入させ社会的保障を確保しているようです。日本は成人とされる20歳からですが台湾の25歳って何でなのでしょう?給付方式の中には「原住民給付」というものもあり興味深いです。「原住民給付」では満55歳以上65歳未満の原住民で、国内に戸籍を有し所定の条項に合致しない加入者に対し月額3,000NTDが支給されるそうです。65歳以上になれば老年年金に統合だそうです。台湾の保険制度については、この広告を機にさらっ~と調べただけなので書き逃げします。
あひる家さんのチェックインは15時からですが、到着したのは14時半。、荷物を預け、早速、市内散策に出ます。高雄、心地よい気温です。長袖のTシャツだけで快適に過ごせます。ただ、戻ってくるのは、夜。レセプションの小姐によると、夜は冷えるのでフリースは持参した方が良いそうです。台湾の方のいう「冷える」、私の連想する「冷える」には温度差がありそうですが、頂いたアドバイスに従いましょう~。
さて、何処行きましょう??高雄、4度目ですが旗津(Qíjīn)に行ったことがないので、まずはここを目指します。何も調べてなくて、出発直前に、渡台歴70回を超えるKyon兄さんにLine でSOSです。その内容は、「旗津の台湾華語の読み方って何ですか?西子彎からの行き方教えてくださーい」というもの。Kyon兄さん、呆れただろうな~。「旗津」を「はたつ」と読み、現地での読み方すら知らない私。Kyon兄さんからは「國語だとチーチン。西子彎站改札を出たら、ふたつの出口のうち「鼓山輪渡站」と行き先表示がある1番から地上に出ましょう。麗雄街を南に進むと濱海一路に出ますので右折すると鼓山輪渡站までもう少しです。1番出口から約10分。」とありがたいお返事いただきました。そのKyon兄さんと奥様のKuさん、ただ今70数回目の渡台中。台南で優雅なクリスマスを過ごされた後、嘉義縣へ向かわれてます。
さて、Kyon兄さんに教えてもらった通りに、西子彎站を目指します。
西子彎站には分かりやすい表示もあります。
麗雄街、人通りは少なくて静か。
この突き当りにあるのが濱海一路。
普通の生活がそこにあります。
この南国調の鉢植えや赤煉瓦にも台湾を感じる。
台湾の明日は明るいぞ!!加油~!!
麗雄街と濱海一路交差点にて。
左)陳 菊高雄市長(花媽)
中)管 碧聆民進党立法委員
右)蔡 英文民進党主席(2016年1月16日に行われる中華民国総統選挙の民進党公認候補)
輝いてる女性って素敵
西子彎站から歩くこと10分弱で鼓山輪渡站に到着。
このフェリーに乗って旗津(Qíjīn)へ行きます。
「旗津」、漢語拼音だと「Qíjīn」、注音符號で書くと「ㄑㄧˊ ㄐㄧㄣ」。ただいま、たまりさんのブログ(←)で白熱教室やってます。読んでも全然わからずかなりへこんでました。正直、テンション下がった くら~いXmasでした。でも、ちょっとがんばってみました。「旗津」を「ㄑㄧˊ ㄐㄧㄣ」と書くのにかかった所要時間5分。注音符號の一覧表の横についてる漢語拼音を照らし合わせて考えました。こんなやり方でよいのかな?良く分かりませんが、私の人生初注音符號は「ㄑㄧˊ ㄐㄧㄣ」です。どうせなら、「阿信」でやればよかった~。そこで「阿信」に挑戦!!「阿信」は、「
さて、話しを鼓山輪渡站に戻しましょう。鼓山輪渡站と対岸の 旗津輪渡站を結んでいる旗鼓航線渡輪(旗津フェリー)は、観光客にとっても、地元の人々にとっても重要な交通手段です。所要時間10分。乗船料25元は、高雄捷運 のICカード:一卡通 (iPASS) 、台北の悠遊卡でも支払可能です。1階はバイクがどんどん入ってきます。私のような徒歩組は2階へ上がりましょう。
2階では、お日様の光や爽やかな海風を感じながら楽しい船旅が出来ます。
すごく気持ちよいです~
高雄港は台湾最大の港であると共に、香港港、シンガポール港、上海港に次ぐコンテナ港です。高雄が凄い港町だということに圧倒されます。そして、どこからでも見える高雄のシンボル東帝士85ビル!!めちゃくちゃかっこい~。台北では、101を眺めるとだけで嬉しくなりますが、高雄にいるとこのビルが視界に入るだけでテンション上がります 。
台湾の国旗とされているのは青天白日満地紅旗。
青・赤・白の3色は孫文の唱えた三民主義(民族の独立、民権の伸長、民生の安定)に由来し、青は民権主義で正義を、赤は民族主義で自由と独立を、白は民生主義で友愛を象徴しています。また青は空を、太陽(白日)の光芒は十二刻を表わしています。ただ、この旗を持ってきたのは、蒋介石であり、国旗の左上に描かれている青天白日の紋章は、国民党の党章にも使われています。台湾の皆さんは、この国旗をどう思っているのでしょうか?来年の中華民国総統選挙で蔡 英文民進党主席が勝利し、民進党が政権を握ったらどうなるのでしょうか?
フェリーから見える旗後燈塔。高雄市指定三級古跡です。ここにも行くぞーーーっ!!
しかし、登れるか??
旗津輪渡站に到着。煉瓦造りのレトロな雰囲気漂う港です。
旗津輪渡站
不思議な看板、というか難解な看板。
檳榔は、「おいしい」のだろうか??それともお店の名前が「おいしい」なのか?檳榔を「麻薬みたいなもの」といってる若い日本人観光客とすれ違ったことがあります。でも、これは間違いだと思います。確かに軽い酩酊状態や興奮状態になるそうですが、たばこのような嗜好品の一種だと思うのですが…。微妙な意味の嗜好品でしょうけど。良く分かりません。
まずは、旗後天后宮へお参り。
ローマにあるトレビの泉を彷彿させる許願池。この池にお賽銭を投げると願いが叶うそうです。お賽銭、ちょっとしか投げ込まれてなかったので、スルーしてしまいました。
1673年に建立された、媽祖を主祀とする、旗後天后宮。別名:旗津媽祖廟です。
媽祖は、天上聖母とも呼ばれ、福建省の女性が神格化されたもの。家族を海難事故から守ったため、航海の安全を守る神様とされています。願い事をかなえる力が強かったため、いつの間にか、あらゆる願いをかなえる神様として、信仰されるようになりました。台湾全土に数百の廟があり、台湾で最も信仰されている神様だそうです。「願い事をかなえる力が強い」という言葉、信じましょう!!!たくさんたくさん、欲張りなお願い事をしてきました。媽祖さま、全部よろしくお願いいたします。
潮の香り漂う廟前路。
美味しい海鮮料理を食べさせてくれるお店が並んでる通りです。時刻は15時53分。ランチタイムも終わり、夕食前の微妙な時間。実は、今朝、空港のラウンジで軽く食べただけなのです。めちゃくちゃお腹が空いています。けれど、目の前に並ぶ海鮮を選び、お料理を注文する会話レベルには到達していません。お値段も観光客仕様の高め設定と聞いていたので、泣く泣く我慢。でも、この空腹感、いかにせん~。
お魚は新鮮でとても綺麗~。
貝類も美味しそう~
蚵仔煎(牡蠣オムレツ)に使われてる牡蠣は小ぶりだと思っていたのですが、大きくて立派な牡蠣が並んでいます。「毎份150」とか「毎份250」ってどういう意味?「毎份」は「一人前」のことだと思います。一人前のお値段でしょうか?それとも一人前の量(g)なのか??
ニモ…ですか??
尼默焼って…(笑)。ニモ食べられちゃう??
廟前路をまっすぐ進むと、海水浴場に出ます。
ひや~、広々と綺麗な砂浜。しかし、あまりにもお腹が空きすぎて、水辺まで行こうという発想に至りませんでした。でも、これは大正解。その答えは翌日に100倍になって返ってきます。100倍どころか数千倍、もっとだ…。でも今は。
時刻は15時58分。日没にはまだ早いです。
旗津は綺麗な夕日が見れることで人気のある場所。この光景からもその美しさは想像できます。今回は見られなくてちょっと残念。
空腹に耐えつつ、旗後燈塔だけは目指しましょう
普段ならこれくらい歩くのは、没問題ですが、何せお腹が空いて~。
通山路に沿って歩きます。
崩れかけた煉瓦の壁、外に干された洗濯物。ここに住んでる気分になれるので楽しいです。でもやっぱりお腹すいた~。
背の低い建物。
本当にこの道でよいのか不安になります。すれ違う人もいない。
ヨシ! 右に曲がろう!!! 右邊!!
遠っ!!
遠いけど、頑張って行こー。
旗後燈塔へ行く道のりの途中から振り返ると…
ただ前に進むだけじゃなく、歩いてきた道を振り返ることもお勧め。そこには気付かなかった発見もあるのです。
ついに到着!旗後山山頂にある 旗後燈塔
洋館のようにモダンな建物。ここは、2013年に公開された「五月天與你的高雄 . 不思議 」のロケ地でもあります。嚴爵の場面がそうです。嚴爵に白い灯台が似合いすぎる~。
1918年に完成した高さ11メートル、八角形をした白亜の灯台。凛としたその姿はとても美しいです。
この中には、小さな展示場が設けられてます。
燈台に来ることで、台湾が海に囲まれた国なんだとつくづく感じる。
まさに宮殿のよう…。燈台守に転職しようかと思う。マジ思う~。
この、だれ~っとした感じが良い。
ここからの眺めが、また絶景。海洋都市高雄を感じる。
こちらは、國立中山大學方面。碧い海、緑の山のコントラストがとても綺麗。この右手には打狗英國領事館が見えるのです(画像には写ってなくてすいません)。次はここへ行きたいですね。
お日様が雲に隠れると、こんな光景にまります。時間は16時27分。
ずっと見ていたい風景が広がります。高雄って、本当に素敵な街だと思います。
旗後燈台から歩いて10分ほどの場所に古跡がもう一つ。高雄港の守りの要となっていた旗後砲台です。次は、その旗後砲台へ向かいます。旗後燈台から高雄砲台への山道ルート、なかなかミステリアスでした。暗くぽっかりと口を開ける洞窟がたくさんあります。軍事施設の名残だそうです。
海軍陸戰隊防空警衛群の公告もあります。海軍陸戰隊は台湾の軍部隊です。日本では、海軍海兵隊と明記されることもあります。
1876 年に建設た赤レンガとコンクリート作りの旗後砲台。
静かな空間。波の音まで聞こえそうな錯覚に陥ます。
ここに来る前に見てきた旗津海水浴場。今、気付いたんですが、砂浜がハートの形に見えませんか?ふたつのお山の部分です。見えますよね。見えたアナタ、Happy なことが起こるはず。見えなかったアナタ…、当分不幸が続くでしょう…。高雄にこれを見に行きなさい~。Happy になれるはず。
さて、鼓山輪渡站へ戻りましょう。帰路のフェリーもバイクがたくさん乗って来ます。生活がそこにあるようでエネルギッシュな光景です。
フェリーからも夕日が見えます。
大いなる落日はもうすぐ…。
17時過ぎには西子彎へ戻って来ました。何か食べなきゃ!!高雄、アレ食べなきゃ。そう、アレ ね。早速、KMRTで中央公園站行きましょう~。しかし、食のニードもさることながら、やりたいことも行きたい場所も沢山あるのです。アレコレ悩みながらKMRTで移動です。私はどこへ行き、何をするのでしょう??決めきれない自分が悪いのか、魅力満載な高雄が悪いのか…。
では、続きは次回に…。