「課程綱要」 高雄市の選択そして台湾の教育制度も調べてみました | J'aime・・・

J'aime・・・

私の好きな台湾、五月天、そして宝塚。
好きなものに囲まれた日常の出来事を書き留めていきます。

花媽こと陳菊高雄市長facebook 2015年8月1日より…

高雄市的立場始終是反對教育部所謂微調課綱。而高雄也與全國其他各縣市相同,依高級中等教育法第49條,規定須由各校進行選書,但市府將發函各校,要求使用依原課綱所編製之教材。

 今回の教育部の「課程綱要」改定に関する高雄市の意思表明がされました。「NOダメ」と決断したようです。要約すると以下のようになります。
 高雄市は、今回の教育部の「課程綱要」改定に終始反対の意向を表明していました。他の縣市同様、高級中等教育法第49條の規定に従い、各学校が教科書を選定してゆくこととし、本来の「課程綱要」によって作成された教材の使用を要求してゆきます。

ここでいう高級中等教育法第49條を調べてみました。http://edu.law.moe.gov.tw/EngLawContent.aspx?Type=C&id=146
第 49 條  高級中等學校教科用書應由各學校公開選用;其選用規定,由學校訂定,
經校務會議通過後實施;其相關採購方式,由各該主管機關定之。
教科用図書の採択は,学校ごとに行うことになっているようです。

日本の文部科省は台湾の教科書制度についても説明しています国語理科算数。教科書選択について抜粋してみました。
矢印    矢印     矢印
  教育部「国民中小学九年一貫課程綱要:総則」の「実施要点」(2005年)によれば、各学校に設けられている「課程発展委員会」が当該校の必要に基づいて使用する教科書を選択する。また、検定教科書のほか、学校は地域の特性、学校の特質や必要に応じて、適した教材を選択あるいは自ら編集しなければならないとされており、その場合も当該校の「課程発展委員会」の審査を受けることになっている。

詳細を知りたい方は、こちらへコチラhttp://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/015/siryo/05120501/008/003.htm
http://www.mext.go.jp/b_menu/shingi/chukyo/chukyo3/015/siryo/05120501/008/006.htm
じっくり読むと面白いです。日本との違いも分かります。台湾は、9年間の義務教育の間も教科書は有償なのですね。日本は無償です。

更に調べると、2013年7月に制定された「高級中等教育法」に辿り着きました。。9年の義務教育に続く3年の後期中等教育について、高い進学率を背景に、2014学年度から無試験入学と学費無料化が推進されたそうです。
http://dl.ndl.go.jp/view/download/digidepo_8320922_po_02570109.pdf?contentNo=1

 花媽の決意から話がそれましたが、学校教育において教科書に書かれた内容の重要性がとても良く分かります。教育により人的資源が育てられ拡充するのです。本当に大切な問題です。教科書により人格も形成されます。台湾の人たちが、台湾人としてのアイデンティイをもって生きてゆくために、そして未来の台湾を牽引するためには、真実を教える事・知ることが大切です。政治の思惑に翻弄されないようにと願うばかりです。

 8月になりました。私の住む街は、昨日は36度温度計。今日は34度です暑っ汗。皆さんの街はどうですか?熱中症に気を付けて楽しい休日をお過ごしください。あ~、山盛りの芒果冰が食べたいな~カキ氷

では、また…。