最近読んだ二冊 「もっと! 台湾のたびしおり」 「史上最強の台北カオスガイド101」 | J'aime・・・

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私の好きな台湾、五月天、そして宝塚。
好きなものに囲まれた日常の出来事を書き留めていきます。

最近読んだ台湾本2冊、面白かったので紹介します。例のごとく図書館で借りて来ました。



もっと!台湾旅しおり 台湾一周まるごと遊ぶ!」 ayaco著 
                                ワニブックス発行
「台湾のたびしおり」の第2弾! 今回は鉄道で3回も環島huán  dǎo」(台湾をくるっと一周すること)したayacoさんが台湾を再発見。けしごむはんこ作家のayacoさんならではのほんわか本です。台湾全土の鉄道駅のハンコも載せられてますハンコください。このハンココレクション、凄いです。全部集めた日本人ってayacoさんと他数名の鉄男さん鉄子さんくらいじゃないかな?台湾でも珍しいかも。その町の特徴や、町の顔であるお寺、廟、名物な食べ物がハンコになってます。例えていうなら、台北火車站のハンコは、ご存知「台北101」、苗栗火車站は、“5月の雪”と称される美しい花「油桐花」、彰化火車站は「大仏様」、台南火車站は「赤崁楼」、高雄にある左営火車站は「蓮池潭」のハンコです。ハンココレクションのみならず、台湾全土をこれだけ細部に渡り紹介した本は珍しいかも。各地の夜市、小吃店(台湾のオヤツ、買い食いフード、B級グルメ)、カフェやレストランの紹介、あれもこれも欲しいお土産、その町を訪れての小話などがギュギュっと凝縮されています。女子の可愛さと優しい視点で台湾を紹介した本です「ayacoの雑記ノート」というコラムでは、①バスの乗り方斜里バス⇒これを読めば安心してバスに乗れますよ、②台湾フルーツノートパイナップル⇒台湾特産のフルーツの種類と時期の紹介、③台湾あるある⇒台湾で発見した街でよく見かける“あるある”な光景、例えば、自分撮りが好きスマホ、挙手は「グー手」、ハンカチを持たずティシュシュですます、小指の爪が長い…、どうですか?あなたも見かけたことありませんか?そういえば…五月天石頭はLiveのとき思いっきり「グー手」してますね。(あれは挙手じゃないか~)、④台湾の1月~2月⇒元旦の花火、元宵節の天燈(ランタンフェスティバル)の紹介、⑤変な日本語⇒街中やスーパーで見かける変な日本語特集、⑥中国語会話メモ⇒注音(ポホモホ)…、どうです?読みたくなるでしょ?楽しくなりますよ。紹介されたお店はとても魅力的。台湾地元民度100%なディープなお店から、女子に嬉しいおしゃれなカフェと、とても幅広いです。私は、今後の旅の参考に、彰化、嘉儀、墾丁、台東、花連を熟読しました。この本、実際に現地へ持ってゆくには、地図が省略化され使いにくいです。ayacoさんのイラストや手書き文字、写真を楽しみながら次の旅行プランを立てるのに便利かもしれません。とても読みやすいです。カフェオレ片手にいかがですか??

「史上最強の台北カオスガイド101」  丸屋九兵衛著 
                  スペースシャワーネットワーク発行


先に紹介したayacoさん台湾本が女性向けだとしたら、こちらは俄然男性向け、あるいは、肉食女子向けの濃い~~台湾本です。こんな濃い系、初めて読みました。ゆえに、愉快痛快 
 この本の前書きから強烈です。「癒しの台湾」「ほっこりする台湾」「小龍包」「台北101」禁止! 台湾はそんな街ではない!これが本物の台北だ! と叫ばれてます。著者は「ダークサイドの池上彰」の異名を持つ丸屋九兵衛さん。初めて伺ったお名前です。九兵衛さんの鋭い視点から見た台北はとても面白いです。
 ○第1章 台北を歩こう
 西門町、そうですよね、台湾明星好きで喜んで行ってる私ですが、自然反射で目に入れないようにしている部分もあります。タトゥーの店、ゲイの店、ある意味ディープな台北の紹介です。「壊男」というゲイショップに、「本日限定」の看板が毎日立つ店、そう!コレも間違いなく台北の姿です。でも、何が「本日限定」なのか気になるんですけど…。
 忠孝では、「こじんまりとしてセンス溢れるデザイナーストアやセレクトショップが軒を連ねる…、これこそが忠孝の持ち味である」と記され、Stay Real の写真が2枚も掲載Stay Real 近くの見覚えあるショップの写真も載ってます。九兵衛さん、ナイスです!。そして「このエリアの商業的発展に伴って物件賃貸料はどんどん上昇」とも。
 夜市の紹介は、「毎日が縁日のようなその活気、ここは台北だぞ。ナイトマーケットに行かずにどうするのだ」と切り込んでます。
 ○第2章 台北を食べよう
 サブタイトルは「外食産業、世界最強!」。まさにその通り!そして、「世界に冠たる肉食都市」とし、羊、鶏、蛙を紹介。こんなガイドブック、見たことない!!でも、これも台北の姿ですよね。男性の視点から見たデザート紹介は可愛いですよ。本物のデザートチャンピョンとして「豆花」が紹介されてました。そして、「便當」の紹介。「便當」の本来の意味は「好都合」「便利」だそうです。この単語が日本に来て「弁當」⇒「弁当」として変化し「持ち歩きの食事」になったそうです。この「弁当」文化は、日本統治時代に台湾に根付きました。しかし、戦後、国民党政府により、弁当追放が画策されたのです。これに抵抗した台湾人たちが「弁当」を再び「便當」と改称し、生き残りを図ったそうです。台湾に拍手拍手♪拍手ですね~。最後に外せないのは「臭豆腐」。「再度チャレンジしたいとは決して思わないだろう」のひと言がすべてを語ってますね。私は、ひとりでは再チャレンジしないでしょうが、誰かと一緒なら再挑戦アリです。相手の反応が見たいという好奇心からね
 ○第3章 台北を見て、読んで、萌えよう
 この章では、中華圏最大の博物館と称し、国立故宮博物館、週末開催の宝石市の紹介があります。そして、ここでは九兵衛さんが自分自身の旅を「住むように旅したい」と述べてます。げげっ!!私と同じだ!!私の旅のコンセプト、それは「住むように旅したい」です。でも、九兵衛さんの旅と私の旅、ちょっと違うような…、でも、どこか似てる気もします。
 ○第4章 台北を感じよう
 この章は、ヒップホップの世界中心に紹介されています。読んでもわけ判りませんでした。でも、好きな人には超オモシロイ話題かもしれません。

 如何です?こんな台湾本って初めてですよね?写真がいっぱいで、読みながらその通りやショップが目の前にあるような気になります。男性的な台北本、ぜひ読んでみて下さい。自分が避けてた台北、知らなかった台北がそこにあります。

 では、この週末は、台湾本を読み、台湾を感じ、台湾へ思いを募らせましょうハート。

では、また…。