今日はめっちゃ寒いですね~雪



部屋の中は暖かくて、家があるってなんてありがたい事なんでしょう!


さて、今日は、私とSHIKAのユニット『La Mahina』がお届けしています

『Happy Birthday Project』の最終レッスンの日でした☆


14日のバースディステージに向け、当日リハーサルを行ったのですが。。。


もう、感動してしまって、思わず涙が汗

三か月という時間をかけて、ご自分と向き合い、色々な気づきを経て、

今日を迎えるまきこさん。


その正直さ、勇気、そして存在の素晴らしさに触れ、胸がいっぱいに。


本物ってこういうことなんだと思う。

否応なく心に迫ってくる、それは本物だから。



全てのプロセス、出来事が、ほんとうにかけがえのない宝物。

だから、今日はこの作品をご紹介します。

素敵な詩人、工藤直子さんの作品です。



 『海の はじまり』  工藤直子 


ひとはみな

心のなかに海をひとつ もっている

その 濃いみどりの海のうえに

ときどき ちいさな魚がはねて

ときどき ちいさなしぶきがたつ

ひとの心のなかに

いつ 海はうまれたか



おそらく むかし

―なにが悲しいのか

  わからないほど ちいさく

  なにがつらかったか 

  忘れてしまうほと むかし

ひとはみな

はじめてまるい口をあけて泣いた

あのときの涙の粒が 海の はじまり



泣くたびに流れた塩からい涙は

だれにも知られぬ場所に

あふれあふれ

―それはたしかに 悲しみの涙

  それはたしかに つらさのうねり

それはたしかに そうなのだが

ごらん いつのまにか

涙の海に 生まれてそだった

泳ぐものたち

笑い 歌い そして遊ぶ 泳ぐものたち



ひとはみな いつだって

塩からくて にぎやかな

海を 抱いて いるのだ