土曜日は、ピアニストの敏子さんにお誘いいただき、映画『GATE』を観てまいりました。
敏子さんは、折につけ素晴らしい作品をご紹介くださるのです。
いつも本当にありがとうございます!!
『GATE』
さて、この「GATE」ですが、これはドキュメンタリー映画です。
日本語ナレーションは松嶋奈々子さん、主題歌は小林武史さん×伊藤由奈さん×ミハイル・プレトニョフさんがなさっています。
ちなみにみなさん、ノーギャラだそうです。
監督はアメリカ人のマット・テイラー氏。
彼もまた、一切の監督としての権限を手放しているそうです。
今から60年前、アメリカはサンフランシスコのトリニティーサイトにて、世界で初めて原子力爆弾の実験が行われました。
その地へ、広島・長崎に投下された原爆の火を返し、破滅の恐怖という輪を閉じよう、というもの。
長崎の寺の僧侶たちが猛暑の中、2500KMを行脚し、その火を運びます。
反戦運動でも、反核運動でもない、原爆投下の是非を問うものでもない。
ただ、静かに静かに、祈りがありました。
そして、奇跡の瞬間がありました。
閉ざされた『門』が開く、という事は、こういうものなのかと、私は感じました。
門って、神話やストーリーの世界でも非常に象徴的なモチーフとして現れてくるのですが、行く手を阻む門という存在は、時に自分の内側に現れるものでもあります。
そして、核兵器の解体は、私には一切参画できないことではないのだと、どうしようもない手の届かない問題ではないのだと、知ることができました。
オバマ大統領も核のない世界をつくることを宣言し、今、世界全体が大きくこの方向へ動いている訳ですからね
(感動しましたね)。
今、自分にできることを、できる方法で。
という訳で、じゃあ、もうじたばたするのを諦めて(笑)、私がやりますよ。
この映画の自主上映会。
(きゃあ~~~)
これから準備するので、ちょっと待っててくださいな。