追悼ホイットニー ヒューストン | 国立 バーガー&ワイン食堂  カフェ ラフレスカのブログ

追悼ホイットニー ヒューストン

ホイットニーヒューストン さんなくなりましたね。
 残念ですね。彼女の声は何というか、劇的な瞬発力があった。

いきなり聞き手の感情をMAXまでもって言ってしまうような強引な力がありました。

そもそも、でないとあんな曲、誰も歌えない。。

「And I~」という映画ボディガードのテーマ曲「Always love you」や「Saving all my love」なんか


 
で、やっぱりソウル好き、黒人音楽好きで彼女の歌が嫌いだ、という人は少ないんじゃないかと思いますよね。

あの歌唱法、喉の使い方は正統なゴスペル由来のものですからね。

そもそもソウルミュージックというのは、ゴスペル(=黒人教会音楽)と社会の最下層として虐げられていた南部の黒人の音楽であるブルースが融合して成立した黒人のポップミュージック。

つまり神への祈り、あるいは救済を求める心をうたうゴスペルと 日常の悲しみ、不平不満をぶつけるブルースが融合したってところに成立した音楽。

1950年ころレイチャールズあたりが、切り開いたジャンルです。

 で、そのスタイルで最初に成功した女性シンガーでホイットニーに大先輩アレサフランクリンって人がいるわけですが、やっぱりジェネレーションが一つ違う。アレサは1961年のデビュー 。やっぱりかなり泥臭い南部のブルースの印象を残したスタイル。



一方ホイットニーはゴスペルの伝統は強く感じさせるけど、ブルースっぽさはあまりない。
つまり泥臭くない。洗礼されているんですよ。いわばセレブ的。

スタイルが良くて、モデルもやって、女優もやってという女子が誰もが憧れるようなスタイルでいながら、いったん歌を歌い始めると、一瞬でもっていってしまう力量。

やっぱりこれは人種を問わず、支持される要素がありましたね。

で、またたく間に彼女は世界を魅了した。

ところでホイットニーがデビューした1985年は日本はバブル経済の真っただ中。
日本のヒット曲はCCB「ロマンチックが止まらない」
中森明菜「飾りじゃないのよ涙は」 まだまだ歌謡曲全盛時代。



 当時日本にゴスペルの歌唱法を身に付けたシンガーなんて、もちろんいなかった。

それは1998年のMISIAのデビューまで待たなければなりませんでした。



ま、日本にはゴスペル歌う教会なんてないのでしょうがないですけど。

でも、やっぱり世界レベルで通用する人材って西錦圭 とか、浅田真央とか、香川慎二とか、みんな小学生くらいからその道一筋に英才教育も受けてる人たちですよね。

 音楽も一緒。

幼稚園くらいから、毎週教会にいって歌っていれば、そりゃそういう才能が現れるわけですよ。

残念ながらい日本には歌に関するそういう文化ないですからね。サッカーやアイススケートはあるわけですけど。
でも音楽はやっぱり文化を映す鏡。 やっぱり育成もきちんとしていかないと、レベルを上げることはできないですよね。 

 もちろんアイドルというのは立派な日本の文化だと思いますが、あれは音楽というのは副次的なもので、あくまでキャラクタービジネスだと私は思います。 

世間をあっつと言わせる、世界に通用する、すごい才能をもったアーチストが日本に現れるのを待ちたいですね。香川慎二くらいのね。



PS 

カフェ ラ フレスカは2月よりリニューアル致しました。

昼はハンバーガー 夜はワインとワインに合うお食事をコンセプトにした、バーガー&ワイン食堂というスタイルに変わりました。

まだおためしになっていない方はぜひ夜の部お試しください。

旨く安いです。だいたいお二人でボトル一本飲んでも一人2000円―3000円で十分。

ぜひ一度。。お待ちしております。
$国立 バーガー&ワイン食堂  カフェ ラフレスカのブログ

豚肉の煮込み¥780