返品をしたいもの
クレームや返品をしてくれと言われることがある。
なんと言っても日本に比べて、購入するものが不良品だったという確率は10倍も20倍も高い。
むしろ壊れていなければ、ラッキーと思うくらいだ。
まず、日本の場合、製造業がとにかく万全を期しているらしく、よく見る記述に
「商品の製造・発送には万全を期しておりますが万が一、不良品やお申し込みの物と異なる商品が届いた場合、配送中の事故等で、傷や破損が生じた場合には送料無料にて返品・交換させていただきます。」
こんな風に万全を期してはいるが、万が一不良品だった場合取り替えるよという内容の記載が大半である。
そしてそりゃモノにもよるが、日本ではイギリスに比べて、この万が一というのがめったにない。
だから、返品に対するルールが厳しい。
「ご購入商品開梱前に限り、返品を承らせていただきます。」
「お客様のご都合による返品・交換は原則として承っておりません。」
よっぽどのものでないと返品に行くという人をめったに見ない。
これがイギリスになると、この返品のルールが甘い。
信じられないくらいに人は購入したものをぽんぽんと返す。
しかし、これは裏返せば「不良品も多い」ということでもあり、まともに作ってないからそれに当たったときには、いつ返品してくれてもいいよというような、スタンスに見える。
そして本当に簡単に返品ができる。
"refund/retrun policy"(返品・払い戻し規約)
というのに書かれていることが、
"Refunds are available within 30 days of product purchase."
「返品は購入時より30日以内に行ってください」
のんびりしてるのも多い。
日本って30日たっても返品できるものは少ないように思う。
その他思いつかないので、家にあるものを物色してみた。
トイレットペーパーには
"We are happy to refund or replace any product which falls below the high standard you expect."
「お客様がご不満なら、喜んでお取替えあるいは払い戻しいたします。」
お客様の不満だけで返品?
ワインには、
"Return for refund where applicable."
「適所払い戻しに応じます」
それだけ?
とこんな具合に製品に問題がなくても、返品してくれる場合が多い。
ある意味店員のサービスの悪さはこのあたりで相殺されているのかもと思えないこともない。
そんなこんなで人の返品やらクレームやらにつきあって、よくこんなの返せたなと思うものもいくつかある。
日曜大工センターに足を運ぶのに、近所の人から電球を返品してきてくれと尋ねられた。
見ると、ちょっと高級な感じの電球でもちろん、包装は破れていて、違うサイズだから返してきてと言う。
しかも買ったところとは別の場所で!
そんなの断られるに決まってる!
と、思いきやあっさりと交換できた。
その他には知人がトランポリンを返品したいと言ってきた。
そのトランポリンは、庭に置く大きなもので、組み立ても大変なんだが、彼女いわく、弾み方が足りないらしい。
しかも庭において数日経っていたので、雨に吹きさらしである。
なのにトラックで引き取りにきてくれた。
極め付けがワイン。
同じワインが3本セットで安売りで、3本買ってそのうちの1本がまずかったらしく、まだコルクを開けていない2本を持っていって、
「このワインはまずかった」
と言う言葉で、飲んだワイン1本分も含めて3本分の払い戻しがなされた。
どれもこれも日本ではありえないと思う。
私が偶然遭遇するくらいだから、この手のことは日常茶飯事的に行われているのであろう。
ああ、ちなみに日本人が返品する場合で、イギリス人があまりしない場合は、梱包が傷ついていたというケースである。
包装や梱包をできるだけしないこちらでは、そんなのは不良品のうちには入らないらしい。
まぁ、大半は製品が悪い場合が多いのだが、たまにこの返品や払い戻しをしてくれることを利用し、一般常識を逸脱する人がいる。
そういう人こそ、日本に返品してやりたいとたまに思う。
なんと言っても日本に比べて、購入するものが不良品だったという確率は10倍も20倍も高い。
むしろ壊れていなければ、ラッキーと思うくらいだ。
まず、日本の場合、製造業がとにかく万全を期しているらしく、よく見る記述に
「商品の製造・発送には万全を期しておりますが万が一、不良品やお申し込みの物と異なる商品が届いた場合、配送中の事故等で、傷や破損が生じた場合には送料無料にて返品・交換させていただきます。」
こんな風に万全を期してはいるが、万が一不良品だった場合取り替えるよという内容の記載が大半である。
そしてそりゃモノにもよるが、日本ではイギリスに比べて、この万が一というのがめったにない。
だから、返品に対するルールが厳しい。
「ご購入商品開梱前に限り、返品を承らせていただきます。」
「お客様のご都合による返品・交換は原則として承っておりません。」
よっぽどのものでないと返品に行くという人をめったに見ない。
これがイギリスになると、この返品のルールが甘い。
信じられないくらいに人は購入したものをぽんぽんと返す。
しかし、これは裏返せば「不良品も多い」ということでもあり、まともに作ってないからそれに当たったときには、いつ返品してくれてもいいよというような、スタンスに見える。
そして本当に簡単に返品ができる。
"refund/retrun policy"(返品・払い戻し規約)
というのに書かれていることが、
"Refunds are available within 30 days of product purchase."
「返品は購入時より30日以内に行ってください」
のんびりしてるのも多い。
日本って30日たっても返品できるものは少ないように思う。
その他思いつかないので、家にあるものを物色してみた。
トイレットペーパーには
"We are happy to refund or replace any product which falls below the high standard you expect."
「お客様がご不満なら、喜んでお取替えあるいは払い戻しいたします。」
お客様の不満だけで返品?
ワインには、
"Return for refund where applicable."
「適所払い戻しに応じます」
それだけ?
とこんな具合に製品に問題がなくても、返品してくれる場合が多い。
ある意味店員のサービスの悪さはこのあたりで相殺されているのかもと思えないこともない。
そんなこんなで人の返品やらクレームやらにつきあって、よくこんなの返せたなと思うものもいくつかある。
日曜大工センターに足を運ぶのに、近所の人から電球を返品してきてくれと尋ねられた。
見ると、ちょっと高級な感じの電球でもちろん、包装は破れていて、違うサイズだから返してきてと言う。
しかも買ったところとは別の場所で!
そんなの断られるに決まってる!
と、思いきやあっさりと交換できた。
その他には知人がトランポリンを返品したいと言ってきた。
そのトランポリンは、庭に置く大きなもので、組み立ても大変なんだが、彼女いわく、弾み方が足りないらしい。
しかも庭において数日経っていたので、雨に吹きさらしである。
なのにトラックで引き取りにきてくれた。
極め付けがワイン。
同じワインが3本セットで安売りで、3本買ってそのうちの1本がまずかったらしく、まだコルクを開けていない2本を持っていって、
「このワインはまずかった」
と言う言葉で、飲んだワイン1本分も含めて3本分の払い戻しがなされた。
どれもこれも日本ではありえないと思う。
私が偶然遭遇するくらいだから、この手のことは日常茶飯事的に行われているのであろう。
ああ、ちなみに日本人が返品する場合で、イギリス人があまりしない場合は、梱包が傷ついていたというケースである。
包装や梱包をできるだけしないこちらでは、そんなのは不良品のうちには入らないらしい。
まぁ、大半は製品が悪い場合が多いのだが、たまにこの返品や払い戻しをしてくれることを利用し、一般常識を逸脱する人がいる。
そういう人こそ、日本に返品してやりたいとたまに思う。