うちの父の出張先は夏は北海道で
冬は沖縄、宮古島と季節と場所が
大変見合っている。笑

先日、北海道から急遽こっちに戻る
というのでお土産を買ってきてもらった泣き笑い



本当はまあある2箱よろしくって

伝えたのに私を甘やかしちゃいけないと

いう理由で1箱に減らされた凝視



北海道お土産はもちろん美味しいけど
私の中ではヨックモックのシガールは
世界一のお菓子だと思っている✨
夏でも関係なくショコラシガール推し!







普通のシガールはもちろんのおいしさだけど

やっぱりチョコレート入ってる方が

断然好きですラブ


ヨックモックを貰って嬉しくない人は

恐らくいないと思いたい。



ここからは長くなるので

興味のない方はそのまま

スルーしてください笑い泣き






今更ですがNANAを全巻買いました。





NANAが話題になったのが

私が高校生くらいの時で

その5年後くらいに映画化で

また話題になり当時仲良かった子に

漫画を勧められて借りて読みました。


当時は恋愛漫画とかにあまり興味がなく

面白さがよく分からないままで

途中で読むのを辞めてしまったのですが

今になってまた読みたくなり

先月の神戸旅行の新幹線の中で

時間潰しのため全巻Kindleで買い揃えた。


改めて読むと結構面白くて

ハマっている自分がいました。笑


私も色んな恋愛してきたからなのか

当時話題になってた頃と気持ちも

物の見方も大分変わっただろうし

大人になったのか色んな余裕が

出てきたのか漫画内の切ない展開に

思わず心をグッと掴まれます。笑



当時は浅く読んでいたので

奈々はノブじゃなくタクミを

選ぶのか〜!とガッカリしたけど

今読み直すとタクミの方が男らしくて

「どっちの子であろうと俺は認知する」

なんて言えちゃうところが大人の余裕と

いうか器の大きさというか

かっこいいなぁ〜なんて思ったり。笑



カルティエのダイヤの婚約指輪を

プレゼントするシーンも

かっこいいロックミュージシャンに

こんな事されたら勝ち目ないよなぁ

とついついタクミに流されてしまう。笑


自分の好きなアーティストに

置き換えて想像したら

全ての運使い果たしたんじゃないかって

くらいにこんな幸せな事ってないって

気持ちになるし😂笑



更にその後のセリフで


「おれにはどーしても変えられない

優先順位ってのがあってさ」


「一番は仕事。それがおれの脳みその

9割以上を占めてて他は全部おざなりだ」


「でも女は2番目に大事かな」

「それがないと息が抜けないし」


「あんまり構ってやれないけど

苦労はさせないから」



飾らずに正直にこんな事を

言ってしまうのがかっこいい!


そして本音だからこそ1番大事なのは

仕事だと直球で言っているけど

2番目に大事なのは奈々であって

その後に続く「苦労はさせない」って

言葉がタクミの奈々への誠意だなと✨


しかしこの幸せ展開な場面に来るまでの

ストーリーが結構しんどくて。笑


登場人物全員の行き違いばかりで

もしこの時ああしてれば

こうしてればみたいな

後悔が生まれてくのを見ると

現実と同じでうまくいかないもの

なんだよねぇ。と共感🥺



この主人公の1人である奈々は

最初読んだ時は大分軽い女の子だし

共感できないなぁと思っていたのですが

読んでいくうちにただ好きな人に

好かれたくて必死に頑張ってるだけの

女の子だったんだなぁと思えてきた。笑


地元で章司と出会い恋人同士となり

上京してやっと遠距離から一緒に

なれたという流れを見ていただけに

章司が幸子と浮気して別れてしまったのは

かなり辛くこのページだけは

気分が重くなるからあんまり

読み返したくはないかも😅


ナナと奈々が章司と幸子の浮気現場?

を目撃した後に奈々が泣いてただ

立ち尽くすことしかできない状態の時に

ナナが章司に殴り掛かろうとしたシーンは

なんだかジーンときてしまった。

ナナの存在が辛い中で唯一救いになる

場面だなと思いました。





その後章司とは別れ

職場に愛想を尽かされクビを宣告され

(↑職務怠慢でどう考えても奈々が原因だけどw)

ボロボロになった奈々の前に現れたタクミ。


タクミと肉体関係を持ってしまう奈々だけど

ノブにだんだん心惹かれていき

ついには2人は両想いとなり

ノブとお付き合いをするのですが!!



この交際の流れは一番物語が

盛り上がっていく感じがして

このままノブと幸せになってくれ!!

と願ったものの、、、


ノブとタクミのどちらか分からない子を

奈々が妊娠する展開に真顔


まぁでも

私が奈々の立場ならタクミを選ぶ。笑


憧れで大好きなミュージシャン。

それも売れっ子な上に

お金もたんまりある。爆

子供を認知してくれて結婚しようまで

言ってくれたらその場で昇天する。爆


しかし現実は

幸せな結婚生活を迎えるのでした。

めでたし♪とはならず。爆


女癖の悪いミュージシャンなので

家庭に収まるタイプではなかったという

オチもあるのですが。笑


しかし奈々の中でも変化が起きます。


奈々はタクミと向き合っていくうちに

ノブに対して自分がノブを傷つけて

しまった事やノブと出会って幸せだった

気持ちは嘘じゃないということを

ノブにも知ってもらいたいという

ような複雑な思いが強くなる。


そんな時

奈々が上京するきっかけとなり

幸子と浮気し奈々と別れた元カレの

章司と馴染みのお店でバッタリ

出くわすのである。



ちなみにこの馴染みのお店というのが

実在するハンバーガー屋さんで

調布にあります。


↑NANA読者には聖地だそうで。

店は知っていますが一度も入ったことは

ないので今度行ってみようかな泣き笑い


ここで奈々と章司はお互い過去の事

だからか意外とギャグを交えて

楽しそうに会話をしています。


でも奈々は時折切ない表情を浮かべます。


そしてお店(ジャクソンホール)を出た後に

お互い仲間や恋人と花火大会の

待ち合わせをしているため

ここでお別れをします。


この時に初めて章司が

幸子を選んでしまったこと

奈々を傷つけたことを

奈々に謝ります。


奈々もまた自分が至らなかったことを

章司に謝ります。


ここで初めてお互いが過去のことを

許し合うのですが

友達として戻ることもなく

このままもう会うこともなく

他人になることをお互いが

受け入れているような

そんな空気になるわけです。


本当のさようならになってしまうのだと。


その時の章司のセリフがまた切ない。


「今思うとお前のわがままなんて

どれもたいした事じゃなかったのにな」


「お前はムカつくだろうけどさ

俺はやっぱり奈々と話してると

なんか楽しいし会えて嬉しかったよ」


「だからもう会わない」


「前科者は自重しないとな」



この言葉の後奈々は章司を見送ろうと

手を振りますが

章司が先に行きなよと促します。

 

他愛もないやりとりが少し続いた後

覚悟決めた章司が


「じゃー体に気をつけて!」

「元気な人間の子を産めよ!」


と冗談を交えながら明るく締めて

奈々の元から立ち去ります。


その顔はもう奈々を振り返ることもなく

真っ直ぐ前を向いて歩いて行く。



出典:NANA-ナナ-(リボンマスコットコミックスdigital)

11巻より(235ページ)



もうね、このシーンは一番の見どころでも

あるのだけど一番切ない。

ずーっと心に残る。


涙をこらえながら足早に去る後ろ姿の章司。


溢れた涙を見せないようにして

走り去ってゆく奈々の姿。


その後に奈々は章司と話せば

スッキリするかと思ったけど

章司と一緒にいた時の楽しい時間や

幸せだった頃を振り返り

1番居心地が良かったことを今更

思い知ったと後悔します。


でももう二度と友達としての関係も

戻ることはなく今後お互いが会う事も

ないという事に気づき

大切にしていた章司の存在を

永遠に失ってしまったと

1人泣き出してしまうシーンが続きます…



というか


矢沢あい先生は結ばれない恋を

描くのがとにかく上手い!!


ご近所物語の勇介と茉莉子も

パラキスのジョージと紫も

NANAの奈々とノブ(章司も)

このまま2人ともくっついて

ハッピーエンドになれば!と思ってても

結局、元恋人達は別々の未来を歩んでいく

という切ない展開になるパターンが

多いのよね。



だけど悲しいだけで終わらない

その後はお互い違う未来にいるけど

それぞれ幸せでいるような希望の

ある終わり方だから救われる。笑



ただ章司と奈々のお別れシーンの

この後にもまた切ないシーンが

待ち構えます。


今度はノブと奈々がバッティングする

可能性があったのですが

すんでのところでノブが

奈々の幸せを思い身を引きます。


遠ざかっていく奈々を追いかける

こともできず自分の気持ちを押し殺して

誰もいない部屋で1人涙するシーン。

この時のノブの決断を思うと苦しい。


ナナの放った


お気楽な愛情だね


という言葉が残酷に突き刺さる。




これも語ると長くなるので割愛しますが

11巻、12巻の流れは切ない名シーンが

いっぱいですね。



ここまで切ないシーンの話題でしたが

NANAを読んでいて1番心が

落ち着くキャラはヤスですね。笑


なんかヤスが出てくるだけで

安心して読める。笑


タクミもかっこいいけど

1番かっこいいのはやっぱりヤスかなラブ

年齢以上に落ち着いてるし

いつも冷静かつ超現実主義だけど

優しいところもあり

1番頼りになる皆の兄貴的存在。


ナナは最初かっこいい女と

思っていたけど巻が進むにつれ

尖り過ぎじゃないか?と思うけど

なんだかんだで奈々に振り回されて

ちょっと気の毒なようにも思った。

いや、実はそう思えてもしかしたら

ナナが奈々に依存しているようにも

思えるのだけど😅



そしてNANAの休載から今年はなんと


14年目…


長すぎる😭



私が生きてる間に続きを読める気がしない。

ファンの間ではもう書けないんじゃないかと

心配する声もあります。


連載開始してほしいですが

どうなってしまうんでしょう。。。




というわけでNANAの感想でした。笑