個人病院のR病院に緊急入院したものの、既に個人病院では対応出来る状態ではなく緊急入院後さらにT病院に転院になりました。 R病院には午前三時に入院し、その日の昼にはT病院に救急車で緊急搬送されました。
そこで私は、心底ホッとしたのを覚えています。
余談ですが、救急隊員が今風のイケメンだった事はしっかり覚えています。
個室に入院し、意識が朦朧とする私を五~六人の医者が囲んで説教しました。
『元気な赤ちゃんを産む事の大前提にあるものは、お母さんの体調が第一ですよ!
なんで、こんなになるまで我慢したんですか!!!!!!!!!!!!』 と、大説教をされました。
その時、初めて自分の体調を聞き入れてくれる医者に会えた事を嬉しく思ったものです。
治療は、ひたすら点滴で色々な物を体内に取り入れました。
栄養剤的な物から胃薬から。。。 24時間、ひたすら点滴をしました。
二日目の夜中。
私は、急に今までに味わった事の無い空腹感。 と、言うよりも【飢餓】を強烈に感じました。
感じたというか、飢餓に襲われたというか。。。
二ヶ月間の飲まず食わずで、異常になっていた私のありとあらゆる感覚が点滴の効果で正常に向けて一気に覚醒した瞬間でした。 この瞬間、自分は助かると確信し。 自殺願望も一気に消え去りいつもの自分に戻ったのが判りました。
しかし、あまりの空腹感で胃が焼けるように痛く。しかし、夜中の三時に売店も開いておらず。 でも、何とか口に入れる物を手に入れたくて病院付近のコンビニに行こうかとまで、本気で考えました(この時点で自力での歩行が困難なのに。。。) 我慢しようとしたものの、痛みは増すばかり。 思わずナースコールを何度も押しそうになったが、看護士を腹が減ったという理由で呼ぶのも、凄まじく躊躇われ。何とか思いとどまりました。が、やはり尋常じゃない飢餓のせいで眠る事が困難な私が取った行動は。 見舞いに来ていた母が置いていった飴を思い出しそれを食べました。 口一杯に広がる糖分。しばらくして、痛みすら伴っていた空腹は治まり。二ヶ月ぶりに深い眠りにつく事が出来ました。 朝の検診では速攻、病院食を出してもらうよう申し出たのは言うまでもありません。
しかし、朝の検診で申し込んだとしても食事が出されるのは昼食から。。。 私は、自分の体に鞭打って財布を握りしめ売店まで歩いていきました。。。(凄まじい食い意地)
口から水分や食事がとれるようになってからの回復は一気に進みました。 勿論、食べ物も飲み物も匂いも。
悪阻がなくなった訳ではないので、辛かったですが。 意識がハッキリした手応えを感じてからは精神的に楽になったのを覚えています。 この頃には、尿道カテーテルも取れ数ヶ月ぶりに洗髪をし大分、人間の生活に近づいてきたな~ と思ったものです。
そんな矢先に、私は個室から大部屋に移る事になりました。
308号室。
そこで、私は運命的というか。
とても素敵な出逢いをする事になりました。
四人部屋の308号室。 このメンバーとは未だに、不定期で会ってお茶をしたりします。
はっきり言って。こんなに入院生活を楽しんで良いんだろうか? と、言う程。
毎日が楽しく大笑いの日々。。。
お腹が痛くなる程笑い、沢山のお喋りをして毎日を過ごしていました。
私以外は、全員切迫早産での入院で。しかも、皆さん一児のお母さん。
私だけが初めての妊娠で、解らない事だらけだったのを親切に色々と教えてもらいました。
そもそも、子供とは無縁の生活をしていた私が妊娠したものの。悪阻で引きこもり生活。。。
正直、妊娠に対する知識。出産に対する知識。子供に対する知識。子育てに対する知識。
その全てが、中学の保健体育のレベルしか持ち合わせていませんでした。
まず最初に驚いたものに。【母子手帳ケース】 みなさん持っていて、検診表やエコー写真。筆記用具
色々な物を収納していました。 世の中に【母子手帳ケース】なる物がある事すら知らずに、五ヶ月まできてしまった自分。。。 どこに売っているかも知らず。 そもそも、母子手帳ケースの存在を知らない私に驚く三人w
タマヒヨも勿論読んだ事もなく、出産の手順も解らず。解らない事だらけの私に、雑誌を貸てくれたり教えてくれたり。 この時期が無かったら、私の妊娠•出産ライフはもっと惨たらしいものになったと思う。
一番驚いた事に、子供グッツの横文字化!!!!
『スタイ??? バウンサー???? クーハン???? アフガン???犬?』
こんな私に、一子目のエピソードを教えてくれたり。
旦那さんの愚痴を言ったりw
本当に楽しい毎日でした。
例えるならば。。。 【修学旅行】
うん。この言葉がピッタリ。
毎日、笑って。笑って。 体よりも心が健康になっていく事がとても嬉しかったです。
そして、同じ出産に向けて頑張る308号室のメンバーの存在は、私をとても強くしました。
次回は、退院後。
八ヶ月検診からの日々を書きたいと思います。