異世界への扉

異世界への扉
実は宇宙って一つじゃなくて、どこかがズレた宇宙とか、地球人が住んでない地球がある宇宙だとか、そういうのが同じ時間の中で並行して無限に存在するもんだと思ってる。
この前夢を見たんだけど、その夢はなんというか、見た目も中身もいまの世界と変わらないんだけど、一日のうち、ある時間になると「予兆」みたいなものがくる、安心ができなくなるだとか、倫理観が崩壊するだとか。
なんというか、重要な書類を持っていて、それをシュレッダーにかける未来がなんとなくわかるのに、シュレッダーにかけることを避けられないみたいな、うまく説明できないけど。
毎回だいたい同じ事が起こるし強烈な夢なので、夢の中でもパターンが読めてくるんだけど恐ろしい。
どこかのワイファイとか、キャリア回線につながってたり、いわゆる電波がある状態だと、勝手にスマホやパソコンを操作されるんだ。
前も言ったかもしれないけど、「予兆」が起こったあとに仕事から帰ってきたりなんかすると、家のパソコンが大変なことになっている。
見たこともないOSが入っていて、犯行予告が自分のパソコンからそこらじゅうにされていたり、自分のツイッターの名前が勝手に変えられていて、死体の画像を投稿していたり。
ラインの友達全員に死体の画像が送られていたり。
インターネットの秩序が崩壊する世界になっている、一日のうち数時間。
完全に人間不信になってしまい。外に出ると電話がかかってくる。
電話の先では恋人が複数人に犯されされているようだ。
考えるのが面倒になり車の通る道路で寝転がり目をつむる。
そうすると、並行した無限の宇宙の中に中心があって、そこには一本の棒の周りに、ダイヤル式の鍵についてるダイヤル？みたいなものがついてる手のひらサイズのおもちゃがある、、全知全能の神みたいな男が、そいつをひっぱって、一番上のダイヤルをひとつずらすんだ、そうすると、私の意識はそのままに、別の宇宙にある地球に飛ぶ。
そこは普通の地球で、みんな常識的で、争いも特にないんだ。
でもいくつか変で、人類は目が一個しかなくて、口が4つ、耳が８つで、タコみたいな足が無数についてる、人間のような面影を持つ謎の生物たちだ。そいつらはみんな人当たりもよく、とても親切で、見た目が違う、彼らにとって宇宙人のような私にも真摯に接してくれる。