PDCA?何それ古くない?? | けんちゃんのブログ

けんちゃんのブログ

ブログの説明を入力します。

PDCAって知ってます?

会社員の方、就職活動中の学生さんなんかはよくご存知だと思います。

僕も会社員だった時の社内研修で「PDCAを回せ!」っていうのをよく言われてました。

 

PDCAとは、

計画して(Plan)

その計画を実行して(Do)

結果どうだったかを評価して(Check)

その評価に対しての対策や改善を行う(Action)

の一連の流れを何回も繰り返して行うことで生産性や品質を向上させることができる。

という考え方の一つのことですね。

 

ってか、なんで「PDCA」の話?って思うんやけど、

今日聞いていたラジオで「PDCAはもう古い」っていうのを聞いたのでそれに対して調べたこと思ったことを書いてみようと思いました。

ちなみに、ラジオの中でPDCAに変わる考え方は『OODA(ウーダ)ループ』というらしいです。

なんで「OO」なのに「ウ」なのかは甚だ疑問ですがそれは置いておいて、

OODAループとは、

対象を観察・調査してデータを収集する(Observe)

そのデータを分析して何が起こっているかを理解し、行動の方向性を示す(Orient)

その行動の方向性について、具体的にどのような行動をするか決める(Decide)

実際に実行する(Action)

の一連の流れを発生した状況に対してスピーディーに回していくことで成果を大きくしていくことができる。

という考え方らしいです。

 

んで、ラジオでは、

「PDCAは古い。現代社会においては多様性というのが求められ、取り巻く状況は刻一刻と変化していくのだからじっくりPlanして行動するじゃ遅い」とのこと。

 

まあ、そりゃ確かにそう。

だけど、OODAだけでもダメでしょと僕は思いました。

 

確かにラジオで言っていたこともわかる。

素早い対応、すなわち柔軟に物事を切り抜けていけることは確かに強みだけど、

状況に対応することが目的になっていかないかなー?ってのは思う。

対応に追われていくうちに元々目指していた方向性からズレが生じるのでは?と。

逆に、PDCAはしっかり目的達成のための計画を立てて、

それに沿って行動や考えていくので目指すべきものを見失わないで済むというメリットもあるのでは?と。

まあ、何が言いたいかというと、PDCAもOODAも要は使いようじゃん。ということですね、

パート・アルバイトとか会社員でも言われたことを確実にすることを求められているお仕事、例えば生産工場とか請負業務とかなら絶対PDCAを回してどんどん生産性の向上を追い求めていくべきだと思うし、

もっとクリエイティブな、例えば企画や意思決定の場ではOODAの方がいいと思う。

 

今やっている農業では、OODAの方が多いのかなと。

生産という面では、自然というのは毎日変わるのもなので観察と調査が必要だと思う。

例えば、

農産物の元気がなくなっている(Observe)

→畑の北側だけに発生しており、ここ数日北風が強かったからでは(Orient)

→北側に風除けとなるものを作る(Decide)

→北側に風除けのビニールをはる(Action)

みたいな感じ。

また、経営って面でも、今何がよく売れているかを調査していつ何を植えるかを決めるってのも

OODAだと思う。

これにもっと3年、5年とかの長期的な考えを持つならば、その数年、もしくは設定したマイルストーンに対して、PDCAでじっくりPlanを立てて行動し、評価して次はどうするのかを決めていくのかなと。

 

まあ、長々と色いろと書きましたが、

考え方に囚われ過ぎて身動きが逆に取りづらくなってしまうのが一番ダメなことだと思うので

意識しすぎることなく、「あ、今は素早い対応しなきゃだからOODAや!」って感じで

どんな考え方をしたらいいかが、センスで呼吸をするが如くパッパッと頭なの中で理解できたらいいなと思うわけです。