君が死んだあの日

 

僕は君の死のリフレインの中で

 

ぼんやりと天井を眺めていた

 

涙は流れなかった

 

僕ら結局同志ではあったけど

 

友達でもなければ

 

恋人でもない

 

そんなやわな関係だったし

 

僕は僕でやっぱり薄情者だったんだって

 

思い知らされた

 

でもどうしてか

 

君が死ぬその瞬間を

 

僕の脳は何度も何度も繰り返すのだった

 

君が千回くらい死んで

 

夢の中でまた何度も死んで

 

そしてもう二度と

 

なんて脆弱なんだろう

 

例えばこの窓から身を投げれば

 

この喉を手頃な包丁やカッターで

 

切り裂いてしまえば

 

僕の人生って

 

そんなことで終わってしまうんだ

 

明日のない君とした

 

今日にしか守れない約束が

 

果たされないまま終わっていく

 

君が全てだって言ったあの日

 

君が僕を愛してくれていたあの瞬間

 

全部ウソとか冗談とか

 

そんなふうにまとめられてしまうものではあるけれど

 

それでもやっぱり