世界が終わればいいなんて思うのは


きっともう幸せになれないことに


気づいてしまっているからなんだ


なりふり構わず生きていたいけど


浮ついた感情には鉄球が括られていて


墜落してできたクレーター


心の地平は凸凹になって


もうどうにも使えないや


よく考えたら


ちゃんと誰かを好きになったことなんて


ただの一度もなかったんだ


骨の髄まで愛されたいな


あなたの恋人になりたいと


あなたのことは知らないけれど


いつでもそんなことを思っている


まだ触れていたい朝に


何もない夜に


拒まれた私の右手は


疼いたままで