果たして僕たちは

僕たちの考えてることや想像は

この体内から生まれているのか

ここらじゃ一番高いビルの屋上で

街を見下ろす気もなくて

ただ邪魔者のいない空を

あの白くて大きな雲を

見ていたような気がするんだ

僕の意識はあの雲の中に潜って

飛び出す頃には形が変わって

また別の白昼夢を呼び寄せる

昨日僕が考えていたことを

今日君が話していたんだ

ずっと昔からよく見る夢に

今日初めて会った人が出てきていたんだ

僕はきっとこの街のみんなと

この世界のみんなと

あの空の雲と

何かを共有していて

何かを分担していて

一緒になって

同じ夢を見てる