SDD 1TBが空いていたので、これをUbuntu MATE 22.04 LTSがインストールされている


メインPCへ追加実装し、Windows 11 proを購入してデュアルで使用するべく作業にとりかかるも、


以前経験したフリーズや再起動のラッシュでなかなかインストールができず。えーん


それでも何とか起動し、ログインまでたどり着けましたが、それでも引き続きフリーズや再起動が続くため、

 

ネットでいろいろと調べましたが、なかなか具体的な対処方法が見つかりませんでした。

 

 

海外サイトでも同様に、B550チップセット+Windows 11+Ryzen 9 5900Xでの

 

動作不良が目についたので、そのキーワード集中して調べて見てみましたが、
詳細な情報がないため、よく出てくるキーワードで、


・PBOを変更
・Cステートを無視

 

これをもとに調べて、BIOS上で設定変更項目を探して対応。

その結果、Windows 11 proが劇的に安定(フリーズ/再起動なし)し、

 

Ubuntu META 22.04 LTSも変更による影響もなく、

 

非常に快適に使えるようになりました。

今回、MSI B550 TOMAHARKのマザーボードで実施した、私の環境での

設定箇所とその内容をスクリーンキャプチャで撮った画像を貼り付けますので

もし、同様の症状でお困りの方に参考になればと思い情報共有させていただきます。

 

手順1. PBOの変更

我が家のメインPCのマザーボードの場合は、以下のように設定致しました。


手順2. Cステートの無効

Cステートは、以下のように設定しました。

 

調べるのに時間がかかりましたが、

 

B550チップセット+Ryzen 9 5900Xの組み合わせで、動作が不安定な場合は
ダメもとでトライされてみるのも良いかと思います。

だいぶ価格も下がってきましたB550チップセットのマザーボード、
まだまだ使えそうです

 

現在は、BIOSで都度変更デバイスを変更して使用していますが
今後はデュアルブートは避けて、物理的にSWで切り替えるパーツがあるようなので

調べて取り付けることを検討しています。

 

これで、他のLinuxも楽々インストールできそうです !!


参考)
★PBOとは

Precision Boost Overdrive (PBO) は、CPU の温度や電圧、コンピュータ全体の電力に応じて、

CPU に供給される電圧の容量限界を引き上げる機能です。

電圧とクロックを高めることで、CPU の限界性能を向上させることができます。
PBO は、作業内容や負荷に応じて電力を制御し、同じ電力でも最大限の性能が出るように

制御する機能です。たとえば、Ryzen 5 3600 の定格クロックは 3.6GHz ですが、

ブーストがかかると 3.6GHz 以上出力できるようになります。
PBO は、オーバークロック (OC) 用の設定ですが、電力を下げて使うこともできます。

電力を下げると CPU の温度も下がるため、夏の気温で熱くなる CPU をコントロールできます。

★Cステートとは

Cステート(CPUステート)は、コンピュータのCPU(中央処理ユニット)が

省エネルギーモードに入るための状態を指します。

Cステートは、CPUの消費電力を削減し、バッテリー寿命を延ばしたり、

環境にやさしいコンピュータを実現するのに役立ちます。

Cステートには、いくつかのレベルがあり、それぞれ異なる省電力モードを表します。

代表的なCステートには以下のものがあります:

 

C1ステート

CPUがアイドル状態になり、アクティブでないときの省電力モードです。

CPUは動作していますが、アイドル状態であるため、電力消費は低くなります。

 

C2ステート

C1よりもさらに省電力で、一部のコアやサブシステムを停止させることがあります。

アクティビティが低い場合に適しています。

 

C3ステート

C2よりもさらに深い省電力モードで、CPUの一部が停止し、電力消費を大幅に削減します。

アクティビティが非常に低い場合に使用されます。

 

C6ステート

最も深い省電力モードで、CPUのほぼすべてが停止します。

この状態では、CPUの再起動に時間がかかる場合がありますが、電力消費が最小限に抑えられます。

 

Cステートは、エネルギー効率を向上させるために重要な要素であり、

特にノートパソコンやモバイルデバイスなどのバッテリー駆動型コンピュータでは重要です。

システムの電力管理設定でCステートを制御および調整できることがあります。