昨今、少し価格が下がってきましたが、それでもかなり高額なイメージがあるグラフィックボードについて、なぜこんなに高いのか調べてみました。

 

一般的には、次のようなことがよく言われています。

1.コンポーネント不足
COVID-19パンデミックにより、世界中の製造業者が生産能力を制限され、グラフィックボードの製造に必要なコンポーネントの供給が不足しています。特に、グラフィックボードに使用される半導体の需要が高く、供給が追いつかないため、価格が上昇しています。

2.マイニング需要
暗号通貨のマイニングは、高性能のグラフィックボードを必要とするため、マイニング需要が高まっています。これにより、グラフィックボードの価格が上昇しました。
=>転売屋の存在も無視できないかと思います。

3. ゲーミング需要
ゲーマーは、より高性能で高解像度のゲームをプレイするために、より高価なグラフィックボードを求めています。この需要により、市場における高性能グラフィックボードの需要が高まり、価格が上昇しています。

4. 技術の進歩
グラフィックボードの性能は、年々向上しています。新しい技術が導入されるたびに、より高価なグラフィックボードが必要になります。

Ubuntuを使っている私としては、ゲームはやらないために、あまり関心を持っていませんでしたが、購入してそろそろ数年が経過することもあり、そろそろパーツを交換する時期かと思って改めて(非常に遅い状況でお恥ずかしい限りですが)調べてみると、このような状況がありそうでした。

 

あくまでも、私見ではありますが、個人的には

コンポーネント不足

 


マイニング需要
が大きいように思いました。

 

コンポーネント不足
こちらは、既にご存知かと思いますが、まとめると以下3点となるかと思います。
・2020年に始まったCOVID-19パンデミックにより、製造工場の閉鎖や輸送の遅延などの問題が発生し、生産が減少しました。
・コロナ禍により、リモートワークやオンライン授業などの需要が急増したため、パソコンやスマートフォンなどの電子機器の需要が増加しました。
・米中貿易戦争により、一部の半導体メーカーは中国市場にアクセスできなくなり、需要と供給のバランスが崩れました。

 

マイニング需要

特に、仮想通貨ブームが盛んな時期には、個人でもグラボを大量に購入してマイニングを実施していた方を知り合いでもよく知っています。

これにより、グラフィックボードが供給不足になりがちになったこと、そしてそれを見あてに転売屋が大量に購入して、高額で転売をシている状況も拍車がかかったかと思量しています。

※よって、中古の高額なグラフィックボードは、かなり酷使されていることもあるため、個人的には新品の製品購入を検討しています。

 

 

今後の状況について

やはり、以下の理由により今後もしばらくは大幅な価格低下は無理と思われます。

・グラフィックカードは、高性能な半導体チップを使用しています。半導体不足の影響で、チップの生産が足りず、供給不足となっています。これにより、製品の価格が上昇しています。
・採掘者は減ってきているとはいえ、引き続きグラフィックカードは、ビットコインなどの仮想通貨の採掘に使用されると思われます。したがって、採掘需要が低下しない限り、グラフィックカードの価格も変わらないと思います。
VRを含め、コンピュータゲームの需要が増加しており、高性能なグラフィックカードが必要になっています。これにより、グラフィックカードの需要が増加し、価格が上昇しています。

 

いやはや、「欲しいときが買い時」、なのではと思ったりしており、非常に悩ましい状況です。