20年ほど前にセファロタスが好きでネットオークションで入手、栽培していました。

事情があり、全て手放ししたのですが今年になってやはりセファロタスがどうしても諦めきれず栽培を再開しました。

 

以前栽培した時にセファロタスは暑さに弱い、寒さは0度くらいなら耐えるって情報でした。

でも、中には暑さ寒さに強いと言う栽培家がいました。今は多数居ます、耐暑耐寒性があり、とても強い植物と言う栽培家さんが。

 

いや、それは間違いです。

私みたいな素人がセファロタスに惚れて、暑さ寒さに強い植物と聞いたら放置しても雑草の如く成長すると勘違いしますって。

暑さ寒さの限度の感覚です。

雑草感覚でセファロタスを栽培したら間違いなく枯れます。しかも、元気な個体ならその雑草感覚で生育している環境ですぐに弱ったりしません。でも実はセファロタスは弱った状態を見せてくれません。弱っているなって見えた時は時すでに遅しです。

逆境に耐えて耐えて耐えまくった時に弱った様子を見せていきなり枯れます。極端な場合一晩で枯れます。

 

20年ほど前に栽培していた時に気づいたのはセファロタスは高湿度なら高温で低温でそれなりに温度に馴化して頑張ってくれていた事です。でも、限度は有ります、夏の暑い盛りに湿度確保のためにビニール袋で密閉した弱ります、車の窓を閉めて炎天下に置くのと同じですから。

 

我流の結論、夏は屋外では密閉しないクリアケースの中で日当たりの良い場所で遮光して加湿する。屋内でも同じく密閉しないで加湿する。加湿する事によって湿度を保ちつつ、打ち水効果でケース内の温度を上げない様にします。

 

ケースに入れて加湿しなかったらセファロタスは耐えてくれなかったんじゃあないかって思います。特に今年は暑かったので。

決して暑さ寒さに強い植物ではありません。

栽培のコツを得た栽培家さんが言う、暑さ寒さに強く栽培が簡単な植物ではありません、何の知識もない人が欲しいセファロタスを入手して順調に生育してくれる植物では無いです。

 

栽培を再開したのが今年の5月頃からです。

 

エアコンの無いこのクッソ暑い部屋で枯れる事も無く、でも成長は極々ゆっくり、もしくは全く成長しなかったのですが、気温が下がった最近、著しい成長してくれています。

約半年経っているのでこの環境に馴化してくれていると思います。

 

28~30度越えるとほとんど成長しません、でも加湿は必要です。

 

最高気温が25度くらいで成長を再開します。

 

今の屋内栽培環境はこんな感じです。

 

この黒丸で囲った部分のピッチャー(捕虫袋)は見たところ大きくなります。

葉柄が太い、小さいながらも生えているケバケバが密生している生えたてのピッチャーは大きくなります。幼生苗は小さいぴピッチャーがいくつも発生しますがここまで毛羽立ちません。

 

あと、用土ですが一般的に水苔と言われていますが、今年のあの暑さの中では水苔が傷んだはず、下手すりゃ腐ってその腐りがセファロタスの腐りまで進行したかもしれません。

鉱物性の無機質だったら腐らない、この鹿沼土だったら保水性が良く水はけが良い。セファロタスが好む酸性土(…らしい)ですし。

夏の盛りが長く、自論の用土で心配だったのですが、大きくなりそうな赤ちゃんピッチャーが生えてきたので用土は間違いないと確信に近いものがあります。

 

これから冬がくるまでの間、問題無く成長してくれると思っています。